【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「ブラックアウト」

※気持のいい朝だった。が、午後から目まぐるしく天気が変わる。モーレツな風と豪雨。数分後には一転、太陽が。更に次に来たのは雹!10分程で上がった、と思いきや今度は、モーレツな雷雨。親戚を病院から家に送り、ほうほうの態で自宅に戻ってきた。

 

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※雷が空を往き来してる。16:50。「ど~ん」という音と共に家が揺れた(後日話を聞くと殆どの家が揺れたという)!一瞬のうちに電気が消えた!暗黒!(道東は通常16:30は夜だ)「停電だっ!雷が墜ちた!」。瞬間3年前のブラックアウトを思い出した。

 

 

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※2018年9月6日未明、北海道で日本初の「ブラックアウト」が起きた。全道が「電気のない」闇に沈んだのだ。北海道民はパニックに陥った。普段、どれだけ電気のお蔭を被ってるか?身に沁みた筈だ。ウチでは「ブラックアウト」が30時間続いた。

 

※今回もそうなる予感がした。前回懲りたせいもあって、それなりの準備はしてた。LED懐中電灯、500mlの水入りペットボトル。ラジオ2台と単一、単三乾電池6本。乾電池によるスマホ充電器。蝋燭とマッチ。ポータブルストーブ。水…かなりのもんだ。

 

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(ストロボを焚くとこんな具合。味気ない)

 

※長期戦に備えて、テーブルの上にランタン替りに懐中電灯を逆さに置き、ペットボトルを乗せる。そこはかの明るさは得られた。が、油断があった。充電器の試用テストを怠ってたのだ。「さてスマホの充電を」と思ったら、「あらら」なんと機能しないっ!

 

※一大決心でスマホをシャットダウン。これで外部とは連絡がつかないっ!ともかく夜が明けるまで、闇の中で暮らさなけりゃならぬ。ラジオからは「少なくとも明け方近くまでかかる」と復旧情報が流れる。「ともかく早く寝るしかないか」。

 

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※夜中に目が覚めた。懐中電灯で時計を見ると2:50。その瞬間、「パッ!」と家中の電気が点いた。「復旧したっ!」。約10時間の「停電」、いや「ブラックアウト」だった。工事関係者は激しい雨の中、大変だったことだろう。「ありがとうございました」

 

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(光害の全くない闇の空。本当は満天の星空だったのだが写らなかった)

 

★ふと思う。「ブラックアウト」、「ホワイトアウト」・・・人類には如何に「アウト」が多いことかっ!これらは自然由来だが、政治由来の「アウト」も限りなく多い!

 

★せめて、国民的議論を「シャットアウト」することだけはやめてほしい。明日の「真珠湾攻撃記念日」を迎えるあたり、そう思わずにいられない!