【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「先祖返り」

※金沢を中心に岐阜、北陸地方を旅行してきた友人がお土産をくれた。「辣韭の漬物。フツーの辣韭よりも大分小さい」という。説明によると、普通の辣韭を土に埋めたまま冬を越させると翌年、分結。『先祖返り』して小さくなる。「それを漬けた逸品」。

 

(味はフツーの辣韭酢漬けと変わらなかった。でも上品だ)

 

※「先祖返り」・・・そういえばウチでも放って置いたパンジーが、2~3年後に菫になったり、カサブランカが色変わりになったり・・そんなことが何回もあった。トト婆は、「先祖返りするんだよ、放って置くと。手入れしなきゃダメっ」と。

 

(霜の中、根性で咲いたダリア。「先祖返り」かも。撮影は実は10.27日)

 

※調べると「先祖返り」とは『何代も前の先祖が持ってた遺伝上の形質が、突然その子孫に現れること』。また『一度は廃れた技術や思想が再び取り上げられること』。最近は『ITのデータ更新時、古いデータに置き換えられてしまう』のにも使われるという。

 

(皮肉なことに、葉が落ちてるせいで夏場より日の差す時間が早くなる。枝に霜が降りている)

 

※では、「先祖返り」は人間にもあるのか?あるある、自分には両脇腹に「復乳」の痕跡らしき大きな黒子がついてる。保健室の教師に質問したら、「そうかもしれないわねぇ・・でも素敵じゃない、何千年代前の先祖の血を受け継いでるんだから」。

 

(西側の山の朝焼け。夕焼けじゃない)

 

※脳内の「先祖返り」はないんだろうか?進化論者「R.ドーキンス」は、「利己的な遺伝子」の中で『好戦的遺伝子はやがて少量になる』とした。が、仮説は間違ってないか?最近の独裁者達を見る限り、好戦的遺伝子は「先祖返り」してるとしか思えない。