【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「The・Cat’s」

 

 

※愛猫クルルが膀胱炎で通院してた最中、「ニューズウィーク」が届いた。『ニャーズウィーク 猫特集」。サブタイトルには「ホントの猫の気持」とある。「スゴイっ!クルルがシンクロニシティを引き起こした」。クーちゃんを横に、貪り読んだ。

 

(撮影のためにテーブル下で起こされたクルルは、機嫌があまりよくない)

 

※記事内容は、ヤマネコからイエネコに進化した歴史や、遺伝子変化、さらには鳴き声や、尻尾から分かる猫の心理など、科学的な観察、分析に基づいてる。猫好きにとってはタマラナイ。クルルの実態に照らし合わせて、いちいち頷ける構成になっている。

 

(動物番組を真剣に見つめるクルル、記事にある通り環境の変化には敏感だ)

 

※尿潜血反応が収まりつつあったのも相まって、至福の「Readingtime」となった。ことに猫に奉げられた文学の項は良かった。芥川賞作家保坂和志は、「猫を大事に大事に飼っている人はみんな猫には神様がついていると言う」(短編ハレルヤ)とまで書いた。

 

(ネコは1万年前に人間との共存を選んだ。1万年後にはキツネやリスとの共存が可能かも)

 

※ジョナサン・ロスセントルイスワシントン大学進化生物学教授)は、イエネコの先祖がアフリカヤマネコ(シリアヤマネコ)であることを明かしながら、最後に結んだ。「昔から言うではないか、イヌは飼い主に仕え、ネコは飼い主を従える」・・・その通りだ!