※2016年7月1日はオイラの誕生日である(本当に7月1日が誕生日かは定かじゃないが飼い主はそう決めた)。だからいま4歳、人間でいえば25歳ほどだ。まだ若者だ。
(この家の家族になって3日目だ。可愛かったろう?)
※だが、オイラの人生は日本の骨格を覆す人生でもある。オイラが生まれる2年前の7月1日、集団的自衛権が閣議決定され、日本は「戦争しない特殊な国」から「戦争するフツーの国」へと背面飛行を始めたのだ。この日の出来事をきっかけにして飼い主は、「安保法制違憲訴訟」の原告団の一員となる。
(今じゃ少々のことには動じないが、猫より気ままなトランプにゃ手を焼かされる)
※さらに、「希望の党」とかいう新しい政党が立ちあげられ、これで「安倍1強」といわれた日本の政界が激動すると思いきや、“緑のおばさん”の「排除いたします」の一言で、バラバラになり野党は空中分解、「安倍1強」を補強する結果になってしまった。
※世界で見れば、トランプなんちゅう社会的パーソナリティ障害者が由緒あるアメリカ大統領になったり、北朝鮮との開戦危機一髪が突然融和ムードになったり、難民問題がEUを揺るがしたり、イギリスのブレぐジットが始まったり・・・猫といえども人間社会の将来に不安を感じるのは当たり前だろう・・。
(モクセイ科広葉落葉樹ハシドイ。アイヌ語でプスニ。和製ライラックとも言われる)
※そう言えば、参議院選挙が始まったようだ。飼い主がTVを観ながらつぶやいてる。『変だなぁ、気が付いてみれば日本には【民主党】が3っつもある。【自由民主党】[立憲民主党】【国民民主党】・・・一体“民主”って何だっ?」
※飼い主は広辞苑で調べたらしい。オイラに向かって聞かせてくれた。「いいか、クルルっ、【民主】とは国の主権が人民にあること。政党や首相にあることじゃないっ!もう一度3つの【民主党】を本当に人民に主権がある党なのか、見極めなきゃならない」
(「30年たったら石に化ける」といわれるくらい腐りにくい樹で、アイヌたちはこの樹でチセ(家)を建てた。政治もそれ位堅固でなければならぬ)
※「広辞苑にはもうひとつ注目すべき記述があったぞっ!【中国では古く、民の主つまり君主の意に用いた!】・・・なるほど、アベシンゾーはどうも【民主】を中国バージョンの意で使ってるらしいぞっ!なにしろ曲解解釈論が特異な奴だからなぁ・・・参院選はよっぽどしっかり判断せねば!ことにシンゾー支持者の若者よ、見極めをしっかりなっ!」・・・ふ~む、飼い主、なかなかいい線衝いてるじゃないかっ!