【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 メディアの虐待!

何時になったら春が来るんだろう?いや、ず〜と来ないのかも知んない。そんな風に思えるほど最近の世情は暗い。自然なら、時期を待てば春が来るのだが、人事が絡んでると先が見えない。この国は一体何処へ行っちゃうのか?国民は不安になるばかりである。
こうした時にいつもやる手法が、メディテーションである。ともかく明るいことを思い浮かべる。過去でも、未来でもいい。脳内を明るい色で埋め尽くすのだ。
今回は、去年目にした阿寒のヒマワリ畑を想い浮かべることにした。
で、思い浮かべてどうだったのかだって?そりゃぁ、面白かった。目を開けると白い雪。目を閉じると一面黄色いヒマワリ。夏の暑さまで蘇ってくるようだ。不安が一息ごとに、ふっと吹き払われていく。
エネルギーは充満した。「よし、今日は1日元気でいられそうだ」新聞を開く。
いきなり『日航、12路線廃止・減便』『2次補正持ち越し』の大見出し。『経済収縮』『在庫・金融・円高3つの重圧』『景気対策始動 やっと半分』などがそれに続く。新聞を開いた時のエネルギーがどんどん溶出していく。ココロが萎える。カラダが萎む。
真実を報道せよ!というのはメディアの鉄則だ。だけど、もはや殆どが理解してる不景気をこれでもか、これでもか、と追加報道するのは、虐待に近い。萎縮の強化学習をさせているに過ぎない。もう少しダメな中にもさあ、明るさのある真実を大きく取り上げられないの?
例えばさあ、派遣切りを逆手にとって、農家への派遣を推進してる企業の話から、農業の未来、日本の未来など夢を持たせる報道できないの?
いやあ、お願いですから「この世の中も捨てたモンじゃない!」と思わせる目を持ってくださいよ!メディアの皆さん。そうでなけりゃ、国民は萎えてますます負のスパイラルへ向かい、やがて現実逃避したくなるばかりでっせ。