【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

宇宙旅行代、1回¥740!

▼空を見上げる日が多い3週間だった。5月21日朝、テレビではしきりに「肉眼では絶対に太陽を見ないでください!」と、注意を促してた。観測した人も多いと思うが、金環食の当日である。
▼これほど広範囲の太平洋側で見られるのは922年ぶりと言うから、メディアは大騒ぎだった。釧路では雨の予報だったから、見れないでも仕方ないと思っていたら、何と晴れてきた。それじゃ体験しないわけにはいくまい。

▼日食レンズを買いにコンビニへ走る。あった、あった、何と¥1480。それでも見たいという唾が出てるから、ブツブツ言いながらも購入。戻ってレンズを覗くとすでに始まってた。ジッと息を潜めて観測。そう言えば小学生時代、ローソクの煤をつけた曇りガラスで観察したことがあったっけ。
▼残念ながら阿寒じゃ部分日食だったが、それでも宇宙の運航を肌で感じられて大満足だった。そして、6月4日。この日の夜も空を見上げてた。コチラは月食だった。月の出を待ってるうちに、夕食時飲んだ酒が効いてきた。「ホンのチョッとだけ」と思ったのが運の尽き。瞬きしたら月食は終わってた。
▼それから4日後、今度は130年ぶりに今世紀最後の金星の太陽面通過があるという。見逃すと次は105年後だというからこれが見収めになる。コチラも見逃すわけにはいくまい。予報は曇りだったが運よく晴れた!早速日食レンズで観測する。

▼結果から言えば、よく分らなかった。そう言えば黒いゴミのようなものが見えたのか、見えなかったのか…。はっきりしない。だから、感動もはっきりしない。
▼ただ、はっきりしてることがある。2回だけ使用した日食レンズ、今後の使用は多分もうないだろう!1回の使用料¥740。これは安いのか、高いのか?友人の中には「¥140でした」という情報もあった。う〜ん、何とも言えんなぁ…。