【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

熱中症総括!

▼9月中旬になってさしもの今年の夏も、ようやく疲れが見えてきたみたいだ。朝晩は過ごしやすくなった。猛威を振るった熱中症もそろそろ総括の時期だ。と、思いきや医師に言わせると、9月は熱中症がかなり多いんだと言う。
▼そのため、当然まだ今年の熱中症の速報値は出てないが、今月のモーレツな残暑の中、今年の熱中症は、去年の「死者167人及び搬送人数53,843人」を超えるのは間違いなさそうだ。ま、巷の「熱中症総括」は速報値を待つとして、自分ソーカツをしてみたい。

(9月のモーレツな残暑の期間、校庭の隅で一陣の風に涼しさを演出、子供たちを熱中症から守ってきた)
▼実は、初めて「熱中症」という言葉を聞いた時、恥かしながら「病気」じゃなしに、「ビョーキ」と思った。「熱中症」とは“熱中する人症候群”、つまり「ビョー的モノマニア」と思い込んだのである。まさに、恥!である。
▼で、何年か経って「熱中症」は、生命の危険を伴う重篤な病気であることを理解、それなりの注意はしてたのだが、去年も、そして今年も…実践が伴わなかった。「熱中症重度1」になっちまったんである。さいわい病院搬送などは、されなくて済んだが、なかなかアブナカッタ!
▼まぁ、毎年繰り返してるなんてまさに恥!だが、同じような無防備な人に予防を促す意味で、恥を忍んで告白するのもそれなりの意味はあるかぁ…。「熱中症」には2つの法則がある。

標茶、軍馬山の遊歩道で見かけた秋の気配…。ナナカマドとは葉が違うような気がする)
▼その1:「熱中症」は突然やってくる。「それまで異常がなくても、痙攣や呼吸困難、胃痙攣、全身麻痺などがわずか数秒でカラダを襲う。そうなると立っていられない」。ただ、それ以前汗がドッと吹き出すなどの予兆がある。この予兆の時に、カラダに水をかけたり、日陰に入ったり、できるだけ内部の熱を放出する。
▼その2:「熱中症」と性格(もうチョッと、という欲張り症)は正比例する。「心理学に“未完了動作固執傾向”というのがある。物事を終わらせないと気が済まない、というやつだ。これを是正する。つまり「ムリしない!」。
この二つの法則を「熱中症予防」の啓蒙のために、来年は消防庁に提言しようと思ってる。消防の方、お役立てください。

(手前は野付半島、その先には海峡を超えて北方領土国後島が…。空気の色はすでに透き通った秋…)
▼風が秋の風に変わってきた。鱗雲がゆっくり流れる季節になった。そろそろ氷雪の準備だなぁ。これからは「熱中症」じゃなく「低体温症」に注意しなけりゃならない。いやはや、生きるってことは面倒なこっちゃ…。