【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「税金泥棒」に意義あり!

※オリンピックが閉幕した。アッという間の17日間。大勢の日本人が選手の活躍にハラハラ、ドキドキし、涙を流した。これほど感動的な海外冬季五輪は初めてじゃなかろうか?だが、そうじゃなかった輩もいたようだ。道新で見つけたコラムを紹介しよう。

(この3日ほど雲一片のない日本晴れ!ネコヤナギも元気に春に向けて歩き出したところだが…)
※『「税金泥棒」「負けたら申し訳ありませんだろ」。ネット上で、メダルを獲得できなかった五輪選手たちへの批判が上がっている。選手強化費に国費が投入されていることを踏まえたものだ。
※慶大講師の竹田恒康氏もその一人。「(負けた際のコメントで)思い出になったとか、楽しかったとかはあり得ない」「国費で選手を送り出している。個人の思い出作りのためではありません」と強調する。(中略)
※勝てなくても奮闘するさまが感動を呼ぶこともある。見る側はあくまで、選手の活躍を楽しむだけ。それ以上に何を求めるというのか。(後略)(中川征太郎)』。さらに酷い発言も見つけた。「フィギュアスケート団体に浅田真央を起用すべきではなかった」これじゃまるでA級戦犯扱いだ。

(心無い書き込みと、それを擁護する自由競争原理主義者の発言で気持は冬に逆戻り!)
※発言者は東京五輪パラリンピック委員会会長の「シンキロー」。橋本聖子団長はこの発言に対して「真意はわからないが、全力を尽くして高い目標に向かうのは当然のこと。私たちの戦略は間違っていない」と反論した。

(勝利原理主義、経済原理主義原理主義だけじゃ、氷は頑として解けないことを誰もが理解してほしいのだが…)
※「シンキロー」にそのまま返したい。「貴殿を会長に起用すべきじゃなかった!」竹田某にも倍返ししたい。「貴殿は思い出が次の世代を育てる可能性を否定するんだろうか?メダルを獲れなきゃ自費で行けと言うんだろうか?仮にも教育者でしょ、貴殿も…」
※オリンピックの感動の余韻はまだ続いてる。だが、この記事を読んで哀しくなった。「税金泥棒」は誰だ!アスリートか?政治家か?教育者か?それともネットに書き込んでるアンタなんか?
※残念ながらある種の日本人は明らかに劣化してる。政治家よりも、教育者よりも、さらに、ネット社会の匿名性に安住する輩よりもアスリートのほうがず〜っと日の丸と日本と社会を背負ってる!

★ロシアが危惧したテロは起こらなかった。だが、五輪開催中にお隣のウクライナでは政変が起こった。開会式に出席してプーチンと会談、存在感を示そうとしたヤヌコビッチは、前日までの指導者の立場が一変、指名手配の身になった。リビアカダフィー大佐の記憶と同時に、権力者の末期を深く考えさせられた。