【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

いろいろ色めいてきた!

※色彩が人間の心理に与える影響はとてつもなく大きい。緑の草木は安定や癒しを与えてくれるし、深い青空は安らぎをもたらしてくれる。我々人類は、自然に包まれて暮らす中で、色彩とより上手に生きるDNAを獲得してきた。

(牧場の雪原に置かれた給餌用の籠。まさに光の春である。柳の林も心なしか青めいて見える)
※ソチ・オリンピックは、その色彩心理学を見事に活用したオリンピックだった。白と淡紫色をデザインコンセプトに置いたスタイルは、ロシア文化を昇華した演出だったと言っていいだろう。ソチの冬を丸ごと華麗な劇場に変えたのである。
※一方、阿寒ではいま、人間じゃなく太陽と雪が見事な劇場を提供してくれている。力強さを増した日差しは雪の白さを際立たせ、白黒くっきりさせる清々しさをもたらしてくれる。やる気モードをスイッチONにしてくれるのである。

※ソチでは世界に感動劇場を提供したロシアだったが、ウクライナではいつもながらの薄黒い墨を流しはじめた。危険な色である。では、日本の今はどんな色なんだろう?良かれ悪しかれ「安倍カラー」1色になりつつある。
(本州では標高1600メートル付近の亜高山帯に自生する白樺。ここでは標高40メートルほどだが、白い雪に白樺もなかなか似合う)