【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「猿山のボスになるのは?」

 

※今日も日課の訪問者たちがやってくる。特別天然記念物のタンチョウや、愛嬌者のキタキツネたち、そしてエゾシカたちだ。殆ど時間帯が同じなので、彼らにとって拙宅訪問はルーティンの一部であり、テリトリー・パトロールの一環でもあるようだ。

 

(彼らが何を啄んでるのかはわからない。ミミズかもしれない)

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※タンチョウに詳しい友人は、この二羽はきょうだいであり、親に追いだされたのだという。「ちゃんと足環を付けてるから、孵った場所も分ってる。もう少しすれば各々が独立するでしょう。人間と比べて、動物の世界は厳しいもんですよ、子ギツネにもね」

 

 

※「ただ、タンチョウやキツネなど、単独行動を好む動物達はストレートです。目的が『餌』だけだから。が、群れ生活をする動物達は「α♂」(アルファ雄)と言って、強い雄を中心とするヒエラルキーが重要。猿山のボスを見れば分かるでしょう?」

 

(時々、きょうだいと別行動を取るようになってきた)

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※テレビがニュース解説をやってる。「自民党総裁戦が実施されることになりました。が、先行きは不透明、久し振りに生々しい権力闘争が見られそうですが、要はコロナ次第ですよ、皆、様子を見てますからね」。コメンテーターは無責任に放言する。

 

 

※ふと、思った。「人間は、群れでないと生きられない動物だ。ことに政治家は、誰もが「α♂」あるいは「α♀」を目指すんだろうなぁ」。メンツや支配欲、物欲、金銭欲・・・。そのため、陰謀、策略、裏切り、離合集散・・あらゆるマグマが噴き出す。

 

(秋の蝶。五体ボロボロ。子孫を残してるだろうか?日本の今を反映してるみたいだ)

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※さて、数週間後、いろんな策略の果てに次の「α♂」になるのは誰だ!いろんな取引の果てに、次の「α♂」あるいは「α♀」になるのは誰だ。その人物は、いずれにせよ「日本の正義」、「民主主義崩壊阻止」を実践する義務がある。猿山の「ボス」のように。