【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

  温度差!

迷ってる。「厚手のコートを着て行くべきか、薄手でいいか?」
何しろコチラは、日ざしが強くなってきたとは言え、まだ完璧な冬だ。積雪は1m。最低気温も−8℃〜12℃、最高気温は2℃〜3℃だ。
ところが、東京では最低気温が4〜5℃、最高気温は寒くても12〜13℃だ。少なくとも、10℃の温度差がある。
厚手のコートだと上京した際は汗だくになる。といって、寒の戻りに薄手で震えるのもなあ…。
ジャケットとワイシャツを持ってくべきか?も迷いの種だ。クライアントに会う際にはせめてジャケットとワイシャツぐらいは必要だろうなあ。
そうなると、靴も持って行かにゃなるまい。
「荷物がドンと増える…」。明らかに負の葛藤である。
こんな些細なことで、この2、3日迷ってる自分を情けないとは思う。だが、心理学では教えてる。「正の葛藤は結論を出しやすいが、負の葛藤は出しにくい」。要は結論を先送りしたいのだ。
チョッと待てよ!この先送りは何かに似てるなぁ。そう、いまの政治だ。
「解散か?居座るか?」去年からズルズルと先送りしながら来た問題とよく似てる?
そりゃ、ダメだ。庶民との温度差を無視する政治家と同じじゃいかんバイ!
「よし、決断しよう!厚手のコートで行こう。ワイシャツも持ってこう」。
結局、折衷案で答えを出す。しかし、これもなにやら似てるなぁ、いまの政治プロセスに。
「まあ、悩んでいても仕方ない。よし、それで行こう!」
幸い迷ってた割には血圧は正常だ。
しかし、誰か教えてくんないかなあ、東京の人。暑い、寒いは、温度計じゃなく、他人の体感温度を参考にするのが一番なんだ。