【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 シンジランナ〜イ!

▼「キツネは木に登る!」。この目で確かに見た。“木登りライオン”がいるように“木登りキツネ”もいる!
▼そのキツネは、いつものようにヤナギの木の下をトボトボと歩いてた。と、突然空を見上げると同時に、下の写真のイチバン右の幹に駆け寄り、ツツツーッと忍者歩きで登り始めたのである。

(右側の少しナナメの幹に登って行った。手慣れたものだった)
▼さすがに目を疑った!「ナ、わけないだろッ!」。が、事実だった。獲物を狙うように視線を斜め上方に定めてる。枝の上に何かいるのだろうか、動きを止めた!低い姿勢で固まる!そのまま15秒ほど。耳だけが動いてる。

▼…が、“木登り”はそこで終わった。キツネは突然、クルリと反転して頭の方から地上に降りていった。そして、またトボトボと山へ消えていった。カメラを出す間もなかった。
▼この話は今まで誰にもしなかった。“木登りキツネ”を証明する映像や写真が無かったからである。だが、ある日別のキツネを撮影した際、ふと、思った。「キツネの写真とヤナギの写真を並べれば、状況証拠として信じるモノもいるかもしれん…」。で、並べた途端それは無理だと分かった。状況証拠だけのモノを誰が信じるもんか!

襟裳岬へ通ずる国道236号線の道路脇にいたキツネ。まだ子供のようにも思える)
▼じゃ、こちらのスローガンはどうだろう?言うまでもなく「国民の生活が第一」を党是に掲げる新党の話である。「いままで一生懸命やってきた状況証拠があります。マニフェストに回帰します。ですから私たちを信じてください」
まぁ、国民の80%が、シンジランナ〜イ!と言ってるのだから、その80%の人たちのことは信じられますです、ハイッ。