【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 燃え尽きるなよ、七竈!

※阿寒では、いま町中が真っ赤に染まってる。そう、街路樹の七竈の実が真っ赤に色づいてるのだ。と言うことは、冬将軍がついそこまで進軍してきてるということだ。
バラ科落葉高木。原産は北海道をはじめとする日本全国。北東アジアにも生息する。何故か理由はわからないが、北海道では旭川はじめ、27市町村の市町村木となってる。

※七竈の名は、「堅くて腐朽し憎く七度竈に入れても燃えないから」…とする俗説があるが、どうも定かじゃない。「実によく燃える」と言う記述もあるからだ。
花言葉は意外にも「慎重」「賢明」。『名は体を表さない』感がしないでもないが、木炭としての利用価値は極めて高いことから、燃えるような実の期間が長続きするように、または白い花が長続きするように、願いを込められたんだろうか?

※北海道では街路樹に用いられることが多く、また最近では、この真っ赤な果実を用いてジャムづくりやマーマレードづくりなどが始められたという。
※いずれにせよ、冬の入り口を真っ赤に燃やす七竈。いつまでも燃え尽きることなく燃え続けておくれ。日本と言う国はどうやらこれから冬の時代”に突入するだろうから…。