※釧路にも所縁のある歌人、石川啄木は「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」と詠った。チョッとおセンチだが、コロナ禍はそれに近いような感情を自分に目覚めさせた。感染の休息期を狙って、5年ぶりに信州小布施に帰省した。
(シナノスイーツ)
※結論からいえば、これ以上望めない良き帰省だった。親戚一同、小中学校の同級生、それに行きつけだった飲み屋や、商店の店主たち・・・。若者を除けば、殆どがカラダに何らかの障害や不安を抱えてはいたが、宴会のオンパレードになった。
※滞在中に衆院総選挙は与党の圧倒的勝利に終わり、小布施フルーツランドの収穫期も終盤を迎えていた。1週間ほどの至福の時間を過ごし、再上京。かつての会社仲間や、バンド仲間と3日ほど。これも大宴会続き。4日に帰寒してみればすでに裸木だった。
※ハーヴェストから冬将軍地域への旅路はわずか90分。季節変化のスピードはまるでタイムトラベルのようだ。
※帰省前にアップロードした北海道豊浦町の「もうひとつの『第2回かいさん総選挙』も決着がついてた。トップ当選は、前回に続いて町特産の「ホタテ」!7504票だった。一方、統一候補として上位をねらった「カレイ、ヒラメ」は最下位に終わった。
※▽2位は「毛ガニ」で4163票
▽3位は「ウニ」で3786票
▽4位は「ボタンエビ」で3085票
▽5位は「サケ」で2758票
▽6位は「カキ」で2061票
▽7位は「ブリ」で1460票
※統一候補として上位をねらった「カレイ、ヒラメ」は808票の最下位。投票総数は前回の10倍を超え2万5175票となった。アメリカなど海外からも投票があったとのこと。
※やはり、郷土愛・特産は強い!地域誘導型の日本の政治にも同じことが言えるんだろうが、帰省した信州小布施じゃ、そうとも言えなかった。モチロン、郷土愛の決定的に強い土地柄ではあるけれど、改革志向も決定的に強い土地柄でもある。
※阿寒はいよいよ冬将軍の足音が聞こえてきた。信州への帰省はこれが最後となるかもしれない。「これがまあ終の棲家か雪五尺」(一茶)じゃないが、人口流失が止まらないこの地域への「Uターン組」や「帰省子」がどんどん増えることを願うばかりだ。
★どうやら感染は避けられたらしい。体調に変化は無い。