【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「“A愛”になるのか、”A哀”になるのか」

※ここんところ「ChatGPT」(「○○を教えて」と頼むと、即座に答えてくれるAI型のソフトのこと)が姦しい。大学生の論文や自治体や企業の書類整理など、活躍の場は無限だという。横須賀市の実験では、開催イベントのキャッチフレーズを数秒で30案、提示したそうだ。

 

(歳を重ねたヤチダモの木はまだ芽を出さない。だが彼も生物学的アルゴリズムを駆使してる)


※「このシステムは、人類600万年の究極の勝利か?それとも人類の破壊か?」各国とも取扱いに困惑してるようだが、「AI後進国の日本」は大歓迎の様子だ。コンサル会社「クロネコキューブ」の代表取締役社長の岡田光弘は言う。

 

(生後30年は経ってるハイマツ。根と土のやり取りをChatGPTは教えてくれるだろう)

 

※「私はこれまで「人間がする仕事は、改善、創造、交渉、しかなくなる」と言い続けてきました。まさにその状態が急速に現実化しようとしてます」・・確かに横須賀市の実験のように数秒で30ものキャッチコピーを提示されたらコピーライターは不要だ!

 

※「今回のAIチャットボットの登場は、知恵の民主化を一気に進める可能性を秘めています。それは、人間の知性が、人間が作ったアルゴリズムに代替されていく未来社会を想起させます」。氏は「人類に残る仕事は3つだけ」とも指摘する。

 

(なぜキミ(オオバナノエンレイソウ)は、ここに群落をつくるのか。これも教えてくれるだろう)

 

※AIがさらに進化し、人類が600万年かけて築いてきた今の社会を破壊することはないのか?1968年SF作家「アーサー・C・クラーク」は「2001年宇宙のオデッセイ」(映画「2001年宇宙の旅」)でAIが人類を支配する社会を描いて見せた。

 

※事態はどうも予想通りに進行してるようだ。すでに、カーナビは進む道べき道をドライバーに指示し、ミサイルは自ら標的を探して突っ込んでいく。一体今後、人類にはどんな社会、どんな未来が待ち受けてるんだろう。いずれにせよ「未来は、今だ!」

 

(都合で幹は切り倒されたが、幼木の芽が出てきている。植物は死なないんだね)

 

※「恐ろしい社会が来る。そう懸念するワシの考えをどう思う?」・・・「エッ、お前は誰だ?」って?ワシャ、ここで120年生きてきたヤチダモじゃ。先祖代々、傍若無人のお前たちをず~っと見続けてきたんじゃ。600万年もな。

 

※ワシの結論から言えば「AIは制御不能になりつつある破壊者」よ。「性善説のA愛」じゃなく、「性悪説のA哀」だ。人類が作ったAIには「アシモフのロボット3原則」の様な、何らかのルールが必用なのは言うまでもない。それが本当の進化じゃないかね!