【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「もうひとつのブリザード」

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(家の窓から。除雪作業員と目が合う。思わず「お疲れさま!」)

 

※1月31日、猛吹雪が道東及びオホーツク地方を襲った。しかも珍しく日中の降雪。気温が高いせいもあって、トンデモナク重い雪。重機1台だけでは押せない。2台の縦隊でやってきた。やれやれ、今日は1日中雪搔きだなっ(泣)。

 

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 (後方のライトは細かい作業用のブルドーザー)

 

※だが、猛吹雪は気象の荒れ模様を痛いほどの体感できるだけに、目に見えない「もうひとつのブリザード」よりはるかにマシだ。

 

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(何か異変を感じてるんだろうか、多数の鳶が集まってきて乱舞してる)
 

 

※年末から目に見えない「もうひとつのブリザード」が世界中を襲ってる。ユヴァル・ノア・ハラリは書いた。「彼(毛沢東)の実行不可能な要求は、北京の官庁から官僚制の階級を下り(略)各地の村長にまで伝えられた。

 

※地方の役人は恐ろしくて批判を口にできず、上役の機嫌を取りたがり、農業生産の劇的増加を記した報告書を捏造した。

 

※でっち上げられた数字が官僚制のヒエラルキーを上へと戻っていくときには、役人がめいめいペンを振るってどこかしらに「0」を書き加え、さらに誇張が積み重なった。そのために中国政府が受け取った年間穀物生産高の報告は現実の5割増しだった」

 

※この数字を鵜呑みにした中国政府は自国民の必要食物分を残し、何百万トンの米を武器や重機と引き換えに外国に売却した。偽報告の結果、「史上最悪の飢饉が起こり、何千万もの中国人が命を落とした」。ふ~む、どこかの国の「忖度」にそっくりだ。

 

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(違和感は続いてるらしい。鳶たちはコロニーを作ってた)

 

新型コロナウイルスも「もうひとつのブリザード」だ。

 

※このウイルスの成長戦略のおかげで、世界中が蜂の巣を突いたような大騒ぎとなり、疑惑に塗れた日本の「桜」は開花せず、政権の目論見通り枯れていきそうだ。彼らには「もうひとつのブリザード」が命の救い主である「雪洞」を作ってくれたんである。

 

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(重~い雪、この後、なんと当地の1月じゃ考えられない「雨」に変わった)

 

アメリカでもトランプによって同じようなことが。そしてイギリスでも同じような「もうひとつのブリザード」が発生してる。

 

※こう考えてみると「もうひとつのブリザード」は、これまで人類が営々として築き上げてきた木造の「家」「家」を破壊し、吹き曝しの氷雪原に変えてしまおうとしてるのかもしれない。吹き曝しの氷雪源の上で人類はどう生きていくんだろう?

 

★今日は立春だけど、また雪!今年はこれからがスゴクなる予感。やれやれ・・・。

「化かされてる?」

※盛大な饗宴があったに違いない。今季初めてのドカ雪があった翌朝、庭に今まで見たことのないような「我が家の地上絵」が描かれてたのだ。こんな奔放な地上絵(足跡痕)は今まで見たことがない。

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※最初は酔っ払いが歩き回った痕かと思った。が、足跡痕は山から一本だけ下り来ている。アイヌ語のカムイミンタラ(神の遊び場)に選ばれたのか?傍まで行って確かめると、どう見ても何回か同じ道を狂ったように走り抜けた動物の足跡に見える。

 

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※「ハア、ハア」と真っ白い息を吐いて遊びまくっていたんだろうか?さて、これはキタキツネの足音か、それともタヌキの足跡か?いずれにせよ、真夜中に♪おどるポンポコリン♪があったことは間違いないようだ。

 

※人知れず楽しんでるんだなぁ・・・。もしかしたら「狸囃子」とか「狐囃子」を踊ってたのかもしれん。ま、どちらに化かされてもこの程度ならいいや。だが、「桜」に化かされるわけにゃいかない!

 

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(ここら辺りは晴天には彩雲が発生しやすい。この日も緑とピンクの彩雲が)
  

※『「桜」の木の下には死体が埋まってる』というおどろおどろしい話があるが「アベ家」の庭の「桜」の下にはどうやら「国の私物化と政権維持の野望」が埋まってるようだ。根元を掘らせないことが、支持者も含め国民を「化かし続ける展開」になってる。

 

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ランチュウののような雲。悠々と泳いでた)

※いつまで、化かし続けるつもりなのか?タヌキやキツネさえ、永遠に化かし続けることはなかった。「天知る、地知る、己知る」。「真実は沢山ある」が、「事実は一つ」だ。一人の人間として恥ずかしくない生き方を国民や子供達に示すキミの義務じゃないのか、シンゾー君っ!

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(ハンターの秀さんから貰った鹿肉。早速ジンギスカンでいただく)

 

「ふたつの“むち”」

(活火山「雌阿寒岳」。中央から白い噴煙が上がってる)

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※年が明けてからはや、3週間。遅ればせながら、本年もよろしくお願いいたします。今年は思ったよりもはるかに暖冬、小雪、自分にとってはウレシイ限りだけど、除雪・排雪業者は大変だ。世の中、複雑な糸で絡み合ってると改めて再認識した次第です。

 

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(-15℃ほどで川岸近くの樹にできる霧氷。今年はあまりきれいじゃない)

 

※そう言えば、昨年年末には「トランプのことも、習近平のことも、プーチンのことも、金正恩のことも、ことにシンゾーのことも忘れて、ぼんやり、ゆっくりした年末年始を過ごしたい」と書いたけど、彼らは全くそういう時間をくれなかった。

 

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(川の中でカラダを休める特別天然記念物「タンチョウ」)

 

※むしろ戦争の恐怖と不安を世界中にばら撒き、民主主義が音を立てて崩れゆく姿を剥き出しにした。そんな折、加藤節成蹊大名誉教授の【ふたつの“むち”】というコラムを発見。世界、ことに日本に広がる「無知」と「無恥」。なるほど、と思いましたねぇ。

 

 

※この【ふたつの“むち”】を、人事を握られてる「ヒラメ官僚」が忖度し、日本の“民主主義は根腐れを起こしている“というワケです。年末年始で救われたのは、愛猫「クルル」の爆睡と、この「ふたつの“むち”」という言葉だけだった。

 

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(時間さえあれば爆睡するクルル。あられもない姿だ)

 

※こうした自分の手が届かない困難に直面した時、ホモ・サピエンスはどうして来たか?手を合わせて祈るのみだった。救ってくれるのは、どこかにおられる「神」のみだった。だから初詣には行かなかったけど、時間があれば家の中で祈ることにした。

 

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(今年はおせちを作らない予定だったが、「ウニ」を貰ったのでつくることに)

 

※というわけで、今年は祈り多き年になりそうです。10年先どころか、1年先も読めない。そんな不安がはびこる社会で、ヒトは安心して生きていけるんだろうか?やはり、平穏を「神」に祈るしかないっ!老骨に「むち」打って、祈る一年にする積りです。

 

※本年もご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

「♪ふるさと♪からの便り」

台風19号による「千曲川決壊」は、特別衝撃的な映像だった。というのも、我が「♪故郷♪信州小布施」は、決壊地域の殆ど対岸にあるからである。この地域の千曲川の川幅は、河川敷を含めて約1kmにもなる。その広い川幅が濁流で溢れ、決壊した。

 

※さらに、小布施側でも冠水は143hに及び、リンゴ畑が泥水を被った。また地域の広域下水処理場が被災、生活排水が極端に制限されることにもなった。「今年の重大ニュース」では、哀しいかな、必ず取り上げられ、未だ復旧途上であることが伝えられる。

 

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※その故郷、小布施の実家及び従兄から、名産の「小布施リンゴ」が届いた。「小布施栗」「小布施茄子」「小布施人」・・・小布施には「小布施」を名付ける名産品が多い。「小布施」が誇れる「故郷」であるからに違いない。

 

唱歌 ♪ふるさと♪の作詞者、高野辰之は歌詞の二番でこう書いた。

 

♪如何におわす父母 恙なしや友がき

 雨に風につけても 思いいずるふるさと♪

 

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※高野辰之は、今回の千曲川決壊下流の山側にある豊田村の出身。この唱歌は「日本のふるさと」の原型といわれている。※東日本大震災の被災者慰問やデイケア施設への慰問バンドなどで、この曲を演奏すると涙を流す人々が実に多い。「望郷」の念、つまり帰り場所、居所を求めてる心に強く響くんだろう。

 

※温もりある貴重な故郷の便りを、今年もそして来年もじっくり味わい戴くことにする。きっと♪思いいずるふるさと♪の味がするだろう。

 

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       (飼い主同様、来年もよろしくお願いいたします) 

 

★いよいよ今年も年末近くになりました。何だかバタバタしています。拙ブログは年末年始をお休みさせていただき、来年21日から再開させていただきます。

その間、トランプも、プーチンも、ジョンソンも習近平も、金正恩も・・・そしてことに、アベシンゾーのことを忘れ、♪ふるさと♪の温もりを感じるようにいたします。

 

★皆さん、Merry Christmas&Happy Newyear! よいお年をお迎えください。来年もご愛読のほど、よろしくお願いいたします。 

 

 

 

 

 

 

 

「平成元年12月16日」

※「令和」という元号になって、初の年末。「今年の一字」にも案の定、「令」が選ばれた。元号にはあまり関心の高いほうじゃないが、「平成元年」は記憶に残る元号だ。この年の12月16日未明、母親が帰らぬ人となった。看取った時のシーンは永久に忘れることはないだろう。

 

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※容体急変で病室に入った時、看護師が母親の吸引処置をしてた。母親は目をつむって吸引を受けていたが、突然「コン」と軽い咳をした。3度目に咳をした時、急に目を開いて「何が起こったの?」という顔をした。一瞬後、肩からふ~っと力が抜け、深~いため息をついた後ゆっくりと瞼が閉じられた。何故かその時、「魂」がふゎ~と体外に抜けていったように感じた。空気の中から何かが抜けたような感じがした。

 

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※お棺が自宅に到着した時も異常だった。母親と二人暮らししてた猫の「マヤ」がどこからともなくバ、バ、バッ、と跳びだして来て運ばれてきた母親のお棺に上に跳び乗ったのだ。しきりに匂いを嗅いでいる。それからお棺に纏わりついて葬式まで2日間、離れようとしなかった。「何が起こったか、分かってるんだ」。涙が出そうになった。

 

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※あれから30年。今年は33回忌になるんだろうか。マザコンだった身は、この2つの光景を昨日の出来事のように鮮明に覚えている。しかも深~く感謝してる。誤解を恐れずに言えば「子孝行」の親だった。(父親は自分が31歳の時に亡くなっていた)。介護生活を避けるように、人生を全うしてくれた。享年74歳だった。

 

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※今年も例年の如く、来年用「高橋の手帳」を買った。この12年間同じタイプのスケジュール帳だが、今年は「ブラック」は製造してないらしい。元号が変わったからだろうか?やむなく「ネイビー色」に変えた。

 

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※「平成は遠くなりにけり」。だが、母親の死去と、その間に起こってきた政治の劣化は目を覆うものがある。ことに最近の政治家ども、直近の政治家どもの生き様は酷い。「国民孝行」「公僕」たる生き方を忘れた政治家たちを決して許してはならない・・・「ネイビー」の手帳を手にして改めて決意した。

「もうたくさんだ」

 

f:id:numapy:20191202105013j:plain(ビニール袋が好きだ。モチロン紙袋も、紙の筒も。何でも穴があったら入りたい)

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※<もうたくさんだ、頭がいかれた政治家たちの記事なんか 僕が欲しいのは真実だけだ>

ジョン・レノンの曲「真実が欲しい」から。ジョンが凶弾に倒れて、きょうで39年。歌は生きている。(2019年12月8日 道新「論説委員室」(志子田徹))より。

 

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※<もうたくさんだ。頭がいかれた政権と自民党の記事なんか 僕が欲しいのは真実だけだ>

愛猫クルルの「自由と安らぎを求める行動」から。クルルが家族になってからきょうで39か月。クルルは生きているが、悩んでいる。(12月10日 クルル日記)より。

 

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(気持ちよさそうだが、見てるのは悪夢。ピクピク、カラダを振るわせてる)

 

※彼が見るのは「アベノミクス」「この道しかない」「美しい日本を取り戻す」「安保法制」「防衛装備技術移転」「モリ・カケ」「公文書改ざん・廃棄」「桜を見る会」隠蔽」「恫喝」「人事圧力」「虚偽」「無責任」「破壊」「独裁体質」・・・悪夢。

 

※<もうたくさんだ、僕が欲しいのは真実だけだ><政治家たち、ことに政権に【穴があったら入りたい】との“恥”を感じる心を教えたいだけだ>

 

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「サクラ満開、『桜を見る会』」

※今年阿寒では5月16日、桜が満開になった。が、それより約一月早い4月13日、安部晋三主催『桜を見る会』では、趣旨とは全く違う思惑で、約18,000人が互いを利用しようと、スケベ心に溢れた売名行為に狂乱乱舞してた。

 

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(清楚な花を咲かせたのに、汚れに塗れた「サクラ」満開は無念だ、とウチの桜)

 

※要するにこれまでず~っと、シンゾー主催の『桜を見る会』とは、「サクラを見る会」だった訳だ。紛らわしいが「桜」と「サクラ」は違う!

 

※もうご承知のように、「サクラ」とは公演主催者や販売店に雇われて客や行列の中に紛れ込み、特定の場面や公演全体を盛り上げたり、商品の売れ行きが良い雰囲気を作り出したりする者を指す隠語。当て字で偽客(おとり)とも書く。

 

※はてさて、誰が「おとり」で誰が「おとり」にされたかは、「モリ・カケ」問題同様またまた夜霧に包まれたブラックシャトー、闇の中に葬られそうだ。

 

※だが、シンゾーは誰を推薦したのか、アキヱはだれを招待したのか、スガは反社会的勢力を推薦枠にいれたのか、そして、なぜ内閣府官僚は招待者リストをシュレッダーで廃棄したのか、またまたお得意の「忖度」が働いたのか?

 

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(雪が降り始めた中で、ジッと寒さに耐える桜の蕾。来春への備えはできてる)

 

※もはや、長期政権の「緩み」とか「奢り」「忖度」の一言じゃ済まされないっ!政治屋を含めてヤッコサンらは、公僕だ。誰を守らなきゃならないかは、骨身に刻まれてる筈だ。が政治屋も官僚も、護るものを確信犯的に取り違えてる。このままじゃ「虚偽」「隠蔽」「言い逃れ」だけを学び、正義を知らない子供たちが可愛そうになる。