【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「無秩序の秩序」のほうがマシっ!

※もはや夏は終わったのか?と思う人もいるだろう。だが、写真の紅葉は、秋の紅葉とは違う!北国では頻繁に起こる現象で、簡単に言えば急激に増す太陽の光の強さにエゾヤマザクラ光合成が追いつけず、自ら身を守るためのいわば「自己免疫」が活動した結果の紅葉である。ウチじゃ枝こそ違え、毎年恒例の風物詩になってる。

 

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※だが、今年は例年になく大仰な「春・夏紅葉」となってる。そう言えばヒグマの目撃情報も決定的に多い(ウチの近くでもあるし、札幌や江別じゃ道新の一面を飾るほどのニュースになってる)し、雑草の伸びも極めて速い。

 

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(町内報には、ヒグマ注意のチラシが・・・)

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 (今年はトンデモナク、熊の出没が多く社会問題に)

 

※また、当地じゃまだ毎朝晩ストーブと焚くほどの寒さ。九州や本州でも記録的な豪雨のい襲われてるし、世界でも洪水の頻発やソフトボール大の雹が降ったり、干ばつに襲われたりしてる。この現象を一過性と見るのか、大きな変化と見るのか?

 

※トランプ政権は相変わらず一過性と見る。パリ協定から離脱したのがいい証拠だ。が、世界の指導者たちの大半は、IPCC(気象変動に関する政府間パネル)の警告に従って何とか改善策に対応しようと努力してる。あの中国さえもだっ!

 

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(まだ十分に飛べないカラスの幼鳥が庭を縦横無尽に。クルルは狙うが諦め顔)

 

※かつてボスは言った。「世の中には、【無秩序の秩序】というのがあるよな!例えばラッシュ時の満員電車。痴漢行為を除けば、ありゃぁ【無秩序の秩序】だよな。無秩序であるにも関わらず、皆が秩序を保とうとしてる!」なるほどっ!

 

※今は真逆なのかもしれない。世界中の先人たちが皆が長年かけてつくりあげてきた秩序を、たった何人かで無秩序に破壊しようとしてる。【秩序の中の無秩序】このほうがよっぽど怖い。参院選。そんな道を許さないように、ここはじっくり選択だっ!

「3つの民主党!」

※2016年7月1日はオイラの誕生日である(本当に7月1日が誕生日かは定かじゃないが飼い主はそう決めた)。だからいま4歳、人間でいえば25歳ほどだ。まだ若者だ。

 

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(この家の家族になって3日目だ。可愛かったろう?)

 

※だが、オイラの人生は日本の骨格を覆す人生でもある。オイラが生まれる2年前の7月1日、集団的自衛権閣議決定され、日本は「戦争しない特殊な国」から「戦争するフツーの国」へと背面飛行を始めたのだ。この日の出来事をきっかけにして飼い主は、「安保法制違憲訴訟」の原告団の一員となる。

 

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(今じゃ少々のことには動じないが、猫より気ままなトランプにゃ手を焼かされる)

 

※さらに、「希望の党」とかいう新しい政党が立ちあげられ、これで「安倍1強」といわれた日本の政界が激動すると思いきや、“緑のおばさん”の「排除いたします」の一言で、バラバラになり野党は空中分解、「安倍1強」を補強する結果になってしまった。

 

※世界で見れば、トランプなんちゅう社会的パーソナリティ障害者が由緒あるアメリカ大統領になったり、北朝鮮との開戦危機一髪が突然融和ムードになったり、難民問題がEUを揺るがしたり、イギリスのブレぐジットが始まったり・・・猫といえども人間社会の将来に不安を感じるのは当たり前だろう・・。

 

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(モクセイ科広葉落葉樹ハシドイ。アイヌ語でプスニ。和製ライラックとも言われる)

 

※そう言えば、参議院選挙が始まったようだ。飼い主がTVを観ながらつぶやいてる。『変だなぁ、気が付いてみれば日本には【民主党】が3っつもある。【自由民主党】[立憲民主党】【国民民主党】・・・一体“民主”って何だっ?」

 

※飼い主は広辞苑で調べたらしい。オイラに向かって聞かせてくれた。「いいか、クルルっ、【民主】とは国の主権が人民にあること。政党や首相にあることじゃないっ!もう一度3つの【民主党】を本当に人民に主権がある党なのか、見極めなきゃならない」

 

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(「30年たったら石に化ける」といわれるくらい腐りにくい樹で、アイヌたちはこの樹でチセ(家)を建てた。政治もそれ位堅固でなければならぬ)

 

※「広辞苑にはもうひとつ注目すべき記述があったぞっ!【中国では古く、民の主つまり君主の意に用いた!】・・・なるほど、アベシンゾーはどうも【民主】を中国バージョンの意で使ってるらしいぞっ!なにしろ曲解解釈論が特異な奴だからなぁ・・・参院選はよっぽどしっかり判断せねば!ことにシンゾー支持者の若者よ、見極めをしっかりなっ!」・・・ふ~む、飼い主、なかなかいい線衝いてるじゃないかっ!

「宝物」

※誰にとっても幾つかの「宝物」はあるだろう。それはある人にとっては、ダイヤモンドの指輪だったり、家族の記念写真だったりする。モチロン、ひとつじゃないだろう。自分にとっては、その一つが「猫の脱爪」である。これはなかなか見付けられない。

 

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※その貴重な「宝物」が床にポロリと落ちていた。すかさず写真に収めて「宝物」のひとつに加えた。これは個人の「宝物」だが、今頃の北海道は「宝物」の「宝庫」といっていいだろう。♪知床旅情♪でお馴染みのハマナス。不老長寿の秘薬といわれる北海道原産の「ハスカップ」。さらに野山に自生するフキ、ウド、ワラビ・・枚挙に暇がない。

 

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ハマナスはナスじゃなく、「ハマナシ」が訛ったものだ)

 

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(白いハマナスはコチラでも珍しい!)

 

※「ハスカップ」はスイカズラ属の青紫色の果実。アイヌ語の「ハシカプ」が語源といわれ、味はブルーベリーに似ている。ビタミンC、アントシアニン、カルシウムなどが豊富に含まれ、最近では健康ブームと流通環境の整備によって人気急上昇の食材だ。

 

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(まだ未成熟のハスカップ。生だと保存が難しいため流通量は極めて少ない)

 

※では、日本の「宝物」は何だろう。先日大阪でG20が開催された。が、イギリスはじめアメリカ、中国、ロシアなど錚々たる先進国が突出した「宝物」を持っているとは思えなかった。何故かっ?各国とも「国民国家の対立競争体」と化しているからだ。

 

※国民の意見を反映せざるを得ない「国民国家」は、G20が目指す理想像から乖離する矛盾にぶつり、最後は武力に頼らざるを得なくなる。(案の定、米中貿易戦争は回避したものの、G20アメリカの自国第一主義に口を閉ざしたまま、閉幕した)

 

※こうした矛盾の中で唯一「宝物」を持ってた国がある。日本だ。日本は戦わない「宝物」の武器を持っている。「憲法9条」だ。この武器が今後の「国民国家」の在り方を世界に教えることができるのではないか?参院選が迫る中、一考に値する概念じゃないだろうか?

 

 

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★先日頂いたギョウジャニンニク・ドレッシングを「豆腐ソテー」にかけて食べてみた。絶品。リンゴ酢の酸味とギョウジャニンニクの濃い味が絡み、かと言って舌に残るわけでもなく、豆腐に新しい味の世界を広げてくれた。豆腐はゴマ油で表裏を焦げ目をつけただけで、時短料理としても、まさに、「絶っ!」。これも見逃せない「宝物」だった。

「共存ファースト!」

※全国的に夏至が過ぎて2日になる。が、当地では「実の夏至」は1週間近く前だった。日照のピークは過ぎ、早くも短日になりつつあるのを実感できる。やれやれ、もう下り坂の日々かぁ。これからは朝が遅く、夕方が早くなるばかりだ。

 

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※かくて、天の運航は実に正確なんだが、地の現象は誠に不確実だ。昨年まで庭に咲き乱れてたアイリスやアヤメは今年はどこかへ消えてしまった。北海道で自生するヒオウギアヤメは今年も咲いてくれたけど、花の色が例年より薄いものが出現した。宮廷人が持つ檜扇に似ていることから命名されたヒオウギアヤメに何があったんだろう。

 

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ヒオウギアヤメは山野の草地や海岸に自生する多年草。高さ60 - 120cm程度)

 

※多分、それが当たり前のことなんだろう、植物や動物が生きるということは・・・。この世に一刻として同じ状態はない。風も水も雲も太陽も・・あらゆるものが変化し続けている。重要のはそういうものと一緒に生きるということだ。それが進化と言うものだ。改めて「諸行無常の響きあり」が胸に迫る。

 

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(左端の薄い黄緑の丸い葉が桜。真ん中がヤマブドウ。右下が白樺。地面を共有してる)

 

※そう言えば、今年アスファルトと庭土の間からいつの間にか、桜の幼芽と白樺の幼芽が顔を覗かせた。観察してると日に日にグングン伸びてくる。去年いずこからやってきて定着した「ヤマブドウ」の葉の大きさに迫るばかりだ。まさに南米の移民キャラバンみたいに力強い!

 

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(移民してきたヤマブドウの葉。こんなところに移住したが大切に育てたい)

 

※この3本の来年がどうなるかはわからない。が、トランプやシンゾーなどが繰り出す毒液や排他的妨害がない限り、きっと定着するんだろう。そして何とかまあ~るく馴染んでいくに違いない。「共存・共生」・・・植物はその生き方を知っている。世界がドンドン非寛容化、分断されてしていく中、チョッとだけホッとする時間を見付けた。

 

 

「大運動会inやませ」

※モリシュー氏とサッチンが帰京して以来、朝晩だけじゃなく昼間もストーブを手放せない日々が続いてる!かつて東北地方を散々悩ませた「やませ」のせいのようだ。

 

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(4月上旬並みの寒さの中、レンゲツツジは咲く。ハイマツの中にあるのが好きだ)

 

※「やませ」とは、ブリタニカ国際百科事典によると『北海道や東北地方関東地方梅雨や夏に吹く冷たい北東寄りの風。本来は山を吹き越す風を意味した。長期間にわたって吹くと冷害をもたらすため,餓死風や凶作風などといわれ恐れられてきた。冷たく湿ったオホーツク海気団からの北東気流で,もともと冷湿なうえ,霧を伴うために日照量が不足し,農作物への被害が大きくなることがある。』

 

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 (まさに冬の装備である)

※まさに4月上旬並みの冷涼湿潤な風の中「芦野小学校」の恒例大運動会は予定通り開催された。応援団の家族の服装をご覧いただきたい。キルティングやジャンバー、毛布などを纏い、さらにはホッカイロを貼りつけての文字通り完全武装である。

 

※そう言えば、去年も一昨年も同じような寒さだった。なぜ、この時期に運動会なんだろう?なぜ「天高いスポーツの秋じゃないんだろうか?」もしかしたら極寒から解放されたウレシサのせいだろうか?何しろ半年以上はも酷寒に閉じ込められてたんだ!貯めこんでたエネルギーを吐きだすには、6月の今を置いてないっ!

 

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(力を合わせて協力するのが綱引き。ローマ時代にもあったんだろうか?)

 

※運動会はヨーロッパなどの職工体育的行事が発祥と言われるが、日本では「国威発揚」「富国強兵」「健康増進」が大目的だった。その意味じゃ軍事教練に近い競技が多い。モチロン、かけっこなどは「個」の力を競うものだし、「綱引き」などは協力の重要さを指導する教育的な深~い意味も込められてる。が、札幌辺りじゃ午前中だけでお終いという小学校も増えてるという。

 

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 (軍事教練のシンボルとも思える騎馬戦が今だに残ってる)

 

※理由は様々だが、最近では運動会の練習に時間を割けないことやら、教師が大変なことやら、応援団もまた、腰を引いて来始めてることも多いと聞く。「皆で食べるお弁当が楽しみなのに・・・」と残念がる声も多いようだが、これも時代の流れか?

 

※「芦野小学校」では午後の部に備えて昼食時間がたっぷりとられた。が、「やませ」の中じゃ楽しみは半減だ。「寒い、寒い」を連発しながら食べたので、20品に及ぶ豪華絢爛たる4家族持ち寄り料理の写真撮影を忘れちゃった。・・午後の部最終種目はやはり、応援席も一体となっての紅白リレーだった。この「戦意発揚」は凄いものがある。

 

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(まるでホテルのバイキングのような豪華絢爛さだった。お見せできないのが残念!)

 

※さて、午後2:30には終わった「大運動会inやませ」だが、世界中にはいま「大やませ」が吹いてる。オホーツク気団の代わりに吹き荒れてるのは「米州トランプ大寒気団」である。他に「シンゾー低気圧」などもあることはあるが、小せえ、小せえ。

 

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(甥っ子の息子が副会長で締めの挨拶をおこなった。身内贔屓だがいい挨拶だった!)

 

※この「トランプ大寒気団」の吹きだす寒風は、何時になったら止むのか?不安定で気まぐれだからどこへ向けて吹きだすかワカラナイっ!あちらこちらに向けて吹いてくるこの寒風を、「シンゾー低気圧」は、揉み手をして迎えてる。その意味じゃ日本はこの先「大冷害」を覚悟しなけりゃなるまい。

 

「さて、ドレから頂こうかっ?」

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※数年間温めていたアイディアがいよいよ商品化されたっ!「キャベツ」「ニンジン」「ギョウジャニンニク」に次ぐ第4弾目、新作「ヨモギドレッシング」の発売だ。

 

※よくここまで来たものだっ!拍手で迎えられてもいいっ!ーーー実は、阿寒では「地域おこし」をコンセプトに「手づくりドレッシングの商品化」を目指して有志達が“ゼロ”から勉強会、試作に必死で取り組んできた。

 

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※その努力の結果、「キャベツ」「ニンジン」が一昨年商品化、「道の駅」で売りだされ話題になった。評判に力を得て去年は「ギョウジャニンニクドレッシング」が加わり、今年は「ヨモギドレッシング」が新作に。地元紙でも大きく取り上げられた。

 

※不肖、ワタクシは一昨年の長期入院で戦線を離脱することになるのだが、核となるメンバーはビクともせず、新作に挑戦してくれている。モリヒトサン、レイチャン、サトミチャン、さらにその他のメンバーの方々、続けていただいたことに感謝です。

 

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ギョウジャニンニクのドレッシングは珍しい。パスタにかけると旨い。)

※レイチャンとサトミちゃんが届けてくれた三種の手づくりドレッシング。さて、ドレから頂こうか?丁度東京から大先輩と後輩が朝の便で、釧路空港に到着することになっていた。二人がお薦めの「ヨモギ・ラーサラ」を朝食代わりにどうだろうかっ?

 

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(新作「ヨモギドレッシング。完成するまでに配合を16パターン作ったと言う)
 

※10:00自宅到着。いきなり「ラーサラ」を出されたご両人は目を丸くした。大体、「ラーサラ」を知らないのだ。「体験したことがない!」という。「冷やし中華のサラダ版だよ、ヨモギドレッシングをたっぷりかけて召し上がれっ!」

 

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(これがラーサラ。ラーメンサラダ。野菜だらけだが、ヨモギドレはベストマッチ!)

 

※一口食べた後輩が言う。「いいっすねぇ、これ行けますよっ!ヨモギの香りたっぷりですね!」大先輩も一言、「美味いっ!冷やし中華よりいいっ!」もともと味にうるさいヒトたちだ。新食感と阿寒の地産地消にも感動したのだろう、試食は大正解だった。

 

※彼らが帰京した後、道東はいきなり寒くなった。ストーブを焚かずにはいられない。寒いと言えば、社会も政治も「ドレを取り上げても」寒いことばかりだ。2歳児の虐待死だったり、高齢者ドライバーの連続的事故だったり、無差別殺人、存続殺人が続いたり・・・・・・最後は、金融庁の「年金破綻します」宣言である。

 

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(クルルは炎を見つめて哲学的に。「アベ独裁者はもう止めるべきだにゃ~」6月8日)

 

※「ドレを掛けてもうまいよ~っ!」になる道はないのかねぇ。シンゾーがやってる限りムリかぁ。なにしろ自分が社会荒廃の一因などとは露とも思わぬ奴だからなぁ。反省ゼロのサイコパス、トランプに身も心も売り飛ばす奴、社会が荒れるのも当然だ。

「道東探検隊、熱波から寒気へ②」!

※さて、道東探検隊は2日目の朝を迎えた。昨日の熱波はどこへやら。寒いっ!恐らく13℃は下回ってるだろう。だが、なんと足寄町ご近所の「帯広」では、連日の猛暑日予報だった。一体どうなってるんだっ!

 

※早めにチェックアウトし、釧路へ向かうために一旦拙宅へ戻ることに。山から降りてくるとやっぱり熱波が窓から飛び込んでくる。「帯広」と「阿寒」は、夏も冬も大体5℃ぐらいしか違わない!猫のトイレの世話をしてから、いざ釧路へ。

 

※飛行場を過ぎるとやはり、冷涼湿潤な空気が満ちてきた。流石に「霧の都釧路」である。名物蕎麦屋「城山東」で更科蕎麦を舌鼓を打った後、釧路川を中心に様々な細流がくねって流れる釧路湿原を一望するため「細岡展望台」へ。

 

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※東京23区がすっぽり入るこの湿原は、日本で最初にラムサール条約(湿地帯の保全)に推薦された国立公園。多様性のある生態系が何とか保護されてる。

 

※東京では1000万人が暮らすほどの広さの、その殆どが人跡未踏の原野。何百万年もの間に、何度も海底に沈んだり隆起したりして現在の形になった。

 

※「湿原の外れに家を建てようとした人がいた」とある建築家が語った。「だが、人工地盤を作るためのH型綱のパイレンが21m沈んでも止まらない。これでは家を建てられない、と中止することになった」

 

※カヌー下りも検討してたのだが時間の都合で止め、夕食「炉端」に備えるため釧路に戻る。「炉端焼き」は釧路が発祥の地だ。水揚げされたばかりの新鮮な魚介類をそのまま金網にかけ、炙ってほかほかを呑みこむ!浜料理といっていい。

 

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※今回はフツーの炉端き屋じゃなく、釧路港に設営されたビニールハウスで囲まれる野手豊かな「岸壁炉端」を選んだ。それにしても寒いっ!恐らく10℃前後だろう。風が冷たい。が、自ら焼くホタテやツブ、ホッケ、さらには豚串などは手づくり感満載で暖かい。それに炭の熱さが半端じゃない。カメラをとりだすのを忘れてしまった。おまけに世界3大夕陽も、幣舞橋も撮れなかった・・・。やれやれ・・・。

 

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※宿泊は「岸壁炉端」からすぐそばの天然温泉ホテル「パコ」。しょっぱい塩泉のお湯に浸かりながら、皆で一緒に過ごせた時間の尊さをじっくり体に行き渡らせる。今後、そうそうあることじゃないだろう。

※しかも、酷暑と極冷涼の両極体験(ブレーカーはやっぱり必要だった)。記憶に灼きつく筈だ。自然と神の采配に感謝が湧いてきた。

 

※翌朝11:00チェックアウト。観光客に人気の「和商」で、お好みの具材を乗せて自分好みの丼にする「勝手丼」を食べる。なかなかの賑わいではある。

 

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(少し食べてしまった。やれやれ、今回はうれしさのあまり撮影を忘れがちだ)

 

※その後、空港近くの「丹頂鶴公園」へ。今年初のヒナが孵化したとのニュースがあったが、残念ながらヒナの姿は見れなかった。こうして「道東探検隊」の日程は終わった。モリシュー氏とサッチンは、再び東京への機上の人となった。彼らには明日からまたまた忙しい都市生活が待ってる。当方は「サンデー毎日」の日々が続く。

 

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(もう一羽が卵を温めているらい。飼育員が、今日孵りそうだとハラハラしてた)

 

※夢のような3日間だった。頚肩腕痛も突発性難聴もなんとか牙を収めててくれた。が、この間にトランプとシンゾーは横須賀へ同行し、空母への改装中「かが」と空母「ワスプ」の艦上で蜜月ぶりをモーレツにアピールした。

 

※いろいろな密約があったに違いない。自分個人にとっては「風光る」3日間だったが、日本の将来にとっては「深梅雨の奔り」の3日間になったのかもしれない。シンパイだっ!

 

★3日間で走った距離は330km.。しかも殆どが釧路市内だ。やはり北海道は広い。この広い大地をどう生かしていくのか?丸山穂高みたいな「オトナ失格」議員がこの国を動かしてるという錯覚に陥るなら、北海道は決して生かされることはないっ!