【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

文化

 俳句脳!

脳科学者の茂木健一郎と俳人の黛まどかが共著で「俳句脳」という本を出してる。 共著と言うのが正しいのかどうか分からないが、脳科学者と俳人という立場から俳句という文芸を考察し、対談も混じえて俳句の真髄に迫るという一冊だ。 (とんでもなく晩生のレン…

 「思考は現実化する!」

このところ物凄く鋭敏になってる。我ながら、こんなに鋭くなるとは思わなかった。いやなに、鳥に関しての話だ。 これまでは小鳥が目の前を横切ろうが、林の中で啼いていようが、殆ど気がつかなかった。それが何ちゅうこっちゃ、今は全身が目になり、耳になっ…

「新しい天体」の発見!

「新しいご馳走の発見は人類の幸福にとって、天体の発見以上のものである」 こう言ったのは、フランスの法律家であり、政治家であり、何よりも食通で有名だったブリア・サヴァランである。 もしブリア・サヴァランがご存命だったなら、ぜひ供したい一品に先…

 郷土愛!

東日本大震災二ヵ月後の調査で、宮城、岩手両県の被災者の6割が移転を希望していることが分かった。 一方、福島県では6割の被災者が自宅への帰宅を希望している。この対照的な違いは一体何を物語るのか? (夏の装いに衣更えした“おらが富士”阿寒富士) 実は…

唱歌♪ふるさと♪効果!

3.11からすでに4週間が過ぎようとしてる。 なのに制御不能に陥った原発の暴走恐怖はまだ収まる気配もないし、壊滅状態の町はそのまま無残な姿を曝してる。 だが、本格的な春を迎えて被害報道ばかりだったマスメディアもようやく、復旧、復興のニュースを報道…

もうひとつの「つるまる」!

「観光客のニーズは多様化してる。ひとつの町だけで満足いくサービスはできない」。 ま、当たり前と言えば当たり前なんだけど、観光庁は、複数の観光地が連携して2泊3日以上の滞在型観光を促進するために、「観光圏」という国の支援事業を始めた。 その制度…

 バレンタインコンサート

午後4:30、薄暗くなった阿寒国際ツルセンター[グルス]の空を、タンチョウたちが次々とねぐらに還って行く。 (暮れなずむ給餌場からねぐら目指して次々に飛び立つタンチョウ) そのタンチョウたちを送るように、静かにピアノが鳴り始めた。 1951年1月、厳寒の…

箱根駅伝考!

海外でも大人気の「EKIDEN」(英語じゃなく、日本語で“駅伝”と書けよ!)の語源は“701年”まで遡る。そう、誰もが“名を広めた大宝律令”の年譜語呂あわせで覚えた年だ。 当時の中央政府は、太く、スピーディな動脈づくりのために街道に「駅馬伝馬制」(駅伝)…

 初詣!

大晦日と元旦は大荒れの予報だった。去年の年末年始のような大雪じゃ、雪掻きが優先、初詣もままならない。というわけで、大晦日の早い時間に阿寒神社の社殿だけでも写真に収めておくことにした。 阿寒神社は、釧路に移住した鳥取の人たちが建立した鳥取神社…

 ヒッチコックの「 鳥」!

ふと「鳥」という文字が眼に入った。新聞のラ・テ面を眺めていた時だ。監督ヒッチコック(1963年製作)とある。当時名作として名高かったこの映画を、恥ずかしながら観てなかった。何してたんだろう? 見逃すわけには行かぬ!テレビの前に陣取ってチビチビ飲…

 ほとんどビョーキ・・・

こうなればもはや病膏肓に入るの類だ。 何気なく時計の温度を見てたら、脳がまた反応し始めたのである。 「ソッチへ行っちゃイケナイ!ダメ、ダメ」と理性が言う。だが、感情は「でもどうしてもやりたいんだよ」と反抗する。葛藤すること30分。ついに感情が…

 “森の人”!

阿寒シェル鉱山よりさらに奥深く、その人は棲んでいる。自ら“森の人”と名乗ってる。森の人である限り、白髪三千丈、霞を食べて生きる仙人、禁欲的で厳格、何より解脱してなくっちゃならない。 だが、この森の人は厳格・解脱というより柔和な笑顔とサービス精…

 “500万年ジオゾーン”!

駒吉は感慨深くファインダーを覗いていた。3日後の20日、移住丸4年を迎える。アッという間の4年間だった。それにしても、ラッキーだったなと思う。 「まだ4年にもならんのに、もう20年も暮らしてるような顔してる」。そんな風に言われるのは『DISCOVER AKAN…

 10.10 10:10.10!

プロ野球元日本ハムの監督、TBS系の「スポーツご意見番」でもあった大沢啓二親分が他界した。たんのう癌だったそうだ。この2週間、毎週日曜日の「スポーツご意見番」を休んでたので、調子が悪いのかな、と思ってたが正直驚いた。 つい3週間前に元気な姿を拝…