【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

社会

ジャパン生態系!

▼英語だと「Ecosystm」と簡単なのだが、日本語の「生態系」は説明するのがなかなか難しい。辞書には「生物群集やそれらをとりまく環境を、ある程度閉じた系であると見なしたとき、それをさしてこう呼ぶ」とある。 ▼どうやら「生態系」は、「ある程度閉じられ…

 “1%”の歩むべき道!

▼「燕雀いずくんぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや」という諺がある。小人物は大人物の遠大な志を知ることができない、という意味で使われる。だがこの諺の裏には、傲慢で鼻持ちならない超エリート意識が溢れ返っている。 (鴻はおおとり、鵠はくぐい=白鳥の…

ホリスティック社会!

▼1926年、思想家ジャン・クリスチャン・スマッツは、1人の人間は「孤立に存在するのではなく、取りまく環境のすべてにつながっている」として『ホリスティック医学』という概念を提唱した。 ▼「Horistic」とは、ギリシャ語の「Horos」(全体)を語源とする造語…

想定外!

(世界三大夕日のおこぼれを、と思ったのだが・・・いやはや思うように行かない) 2005年の新語・流行語大賞は、ライブドアの代表取締役社長(当時)だったホリエモン(堀江貴文)の“想定内”だった。 この年、アメリカではG・W・ブッシュが米大統領再選を果たした…

 還暦硬貨・還暦効果!

雪の轍の中に何かが赤く光ってる。堅い雪から穿り出すと、赤銅色のコインのようなものだった。ひっくり返してみる。十円の文字が刻印されてた。 確か小学校2年の寒中休み中だったから、1952年(昭和27年)のことである。 何だか分からなかったので、家へ持ち…

郷土愛!

東日本大震災の発生2日後の3月13日、拙ブログで「嗚呼、国難!炉心初溶融!総力復興祈念、国難克服!」と書いた。 それから6ヶ月、阿寒はあの日よりはるかに暑いが完全に秋。虫たちも繁殖の季節を迎えたようだ。カメムシ、バッタなどがどこから来るのか、家…

 電力需給危機!

立秋が過ぎた。 皮肉なことに、本州ではこの日を境に猛暑がぶり返したようだ。阿寒でも朝晩漂い始めた秋の気配と、真夏日がせめぎ合ってる。ヒマワリやユリとコスモスがそれぞれ“My Season”を主張し始めたのである。 (わずか2ヶ月で2mを超えた。まさしく“My…

 500万年ジオゾーン!

最近、ジオ・パークと言う言葉が浸透し始めた。 『地球活動の遺産を主な見所とする自然の中の公園』というのが概念だが、日本語では「地質遺産」と訳されてる。 ま、もう少し分かりやすく言えば「大地の公園」といったところだろうか。 わが国には「洞爺湖・…

 再生!

いきなり夏日になった。木に架けてある寒暖計が26℃を指してる。そうなると植物も動物も人間もジッとしてはいられない。 (わずか二日で一斉に咲いたスミレ) タラノメ、ヤマウド、フキなどの山菜は大地のエネルギーを噴きだすように山にあふれ、人々はそのエ…

仮設住宅!

東日本大震災の仮設住宅建設は遅々として進んでないらしいが、一方、完成した住宅には続々と入居が始まっているらしい。まずは、よかったと申し上げたい。 よく「衣食住」というが、生活の重要度から言えば間違いなく「食住衣」である。その意味では、少し光…

復旧・復元!

人間に「100年の計を立てよ!」と言ってもムリなのかもしれない。というのも自然は人間よりも遥かに長いサイクルで活動し、時には人間よりも遥かに激しく変動するからだ。 東京23区がすっぽり入る釧路湿原は、4000〜3000年前に海底から浮上していまの湿原に…

タンポポ!

やはり春は黄色である。福寿草もそうだったが、黄色い花を見ると何故かホッとするのは自分だけじゃあるまい。 タンポポが咲いた!今年は平年よりも5日ほど早いと長老は言う。「雪が少なかった分、寒かったからなぁ。そういう年は、早いんだ」。 (コンクリー…

 ライフスタイルは変わるか?

北国にもようやく早春譜が聞こえてきた。山際に黄緑の靄がかかってるように見える。ネコヤナギの白い綿毛が黄緑色に変わり始めたのだ。♪春は名のみの〜 風の寒さや〜♪ではあるが、一面の色が春を謳歌し始めた。 植物は基本的に頑固である。キチッとした体感…

Keyは、住まい!

人も動物も棲家を必要とする。人はそれを住居と呼び、動物のそれを巣と呼んでる。 「いやぁ、ごく近くにエゾフクロウの巣があるんだよ」と友人は言った。ついでに撮ってきた写真を見せてくれた。 モコモコで何とカワイイ!んだろう。何だか子どものフクロウ…

グループホーム慰問!

こんな時に、と言うよりこんな時だからこそ、以前から決まってたグループホームを慰問した。 慰問したバンドはノース・アイランダース。写真でもお分かりいただけると思うけど、ハワイアンバンドである。釧路市や阿寒町在住のミュージシャンが集まった。 慰…

 古今エネルギー事情考!

舌辛川(したからがわ)の上流に、1970年廃線となった旧雄別線の鉄橋跡がある。ウチから13kmほどのところだ。 モチロン、枕木もレールも取り払われ、雄別炭鉱から運び出される膨大な石炭列車を支えた屋台骨は、錆びて腐食が進んでる。 雄別炭鉱は1919年、三…

心のケア!

中学時代、部屋に母親の本棚があった。立ち並ぶ本の中に秘密の匂いがプンプンするタイトルの本があった。 「乳房喪失」。母親の秘密を覗くような気がして、ず〜と読めなかった。だが、ある日勇気を出して手にとった。 乳がんで乳房を全摘した女の人の話だっ…

 いまこそ“Kizuna”を武器に!

日本列島を呑み込んだ東北関東大震災!いまだ被害の全容さえもわからず、更なる放射能拡散の不安や恐怖は続いてるが、それでも春はやってくる。 (-20℃の酷寒を凌ぎ、春へ芽を膨らませるレンゲツツジ) この数日、圧倒的なボランティア希望者が殺到し、義援金…

  「センバツ」「パ・リーグ」「セ・リーグ」!

東北関東大震災復興のさなか、第83回選抜高校野球大会の開催が決まった。 開催の可否についてはさまざまな意見があったようだが、選手達の夢の実現と被災地への「一筋の」光となることを願い、決めたと言う。 前日まで復興ボランティアで汗を流してた宮城県…

 「チョボラ」!

3.11(なんと9.11の半年前だ!)釧路も津波に襲われた。2mだったと言うが4mだったという話もある。 (30km程先にかすむ釧路の街並み、ここに津波が押し寄せ水浸しにした) この5日間、NHKはほぼ24時間、HBC(TBS系)など民放も、放送時間の殆どを東北大震災…

 JAL「鶴丸」、復活デモフライト!

タンチョウは長寿のシンボルである。深い愛の絆のシンボルでもある。古代から珍重され、江戸時代には広重などによってその美しさがさかんに描かれ、手厚く保護されていたという。 だが2002年、JALはタンチョウを簡単に捨てた。 旧日本エアシステムとの合併に…

COSMOPOLITANになろうじゃないか!

毎年コスモスが咲き始める今頃、ニューズウィークでは世界企業ランキング500社を発表する。まあ、言ってみれば企業の通信簿のようなものだ。今年のトップは、ノルウェーの「スタトイルハイドロ」という石油・ガス企業だった。評点120点満点で111.5を獲得した…