【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

2009-01-01から1年間の記事一覧

 フォト五七五

道具は人の生き方を変える。車がそうである。パソコンがそうである。 ケータイやカメラ、ビデオカメラもそうである。道具の歴史は人の生き方の歴史である。 NHKに「カシャッと一句―フォト五七五」という番組がある。毎週月曜10:00〜10:25放送。 写真と俳句と…

再び、アイヌネギ(行者ニンニク)!

アイヌネギは麻薬である。木の芽時の正常人を中毒にする。義弟がついに中毒になった。会えば必ず、「アイヌネギ、行くかい?」と口走る。これは間違いなく第一期中毒症状だ。 アイヌネギの何が彼を中毒にさせたのか?今回はその背景をご紹介しよう。 最初の…

色、トリドリ

そこはどうやら鳥の社交場らしい。いろいろな大鳥、小鳥がやってくる。 カラスは言うまでもなく、トビ、ヤマバト、キジバト、カッコウ、スズメ、セキレイ、ウグイス、クマゲラ、その他いろいろ・・・まるで原宿を闊歩するギャル達のように姦しい。 だが、よく見…

季節外れの大雪考!

「どもならん」。コチラの言葉で言えばそういうことだろうか。 そろそろ草刈のシーズンが近づいてきたなあ、と思ってた矢先、季節は一ヶ月以上逆戻りした。 下萌えから一転、銀世界へと早変わりしたのである。 写真は正真正銘、今朝6:30に撮影したものである…

アイヌネギ(行者ニンニク)群落!

全身から野生を感じる人がいる。お馴染み山菜名人のジイチャンがそうだ。 深くきざまれた顔の皺。腰は90度近く曲がってる。だが足の速さといい、鋭い目配りといい、老いた感じはまったくない。まるで“縄文人”を感じさせるのだ。 その“縄文人”が「ショーバイ…

パソコン・ミステリー!

夜半、パソコンを立ち上げた。いつものように、就寝前のパソコンチェックだ。 真っ暗な画面の中心に「WindowsXP」のロゴがポッカリと浮かび上がる。そして2〜3秒後に消える。次の画面を待つ。ここまではいつもと同じだった。ところがその後がこの日は違った…

釧路動物園、その後の「ツヨシ」

未来と書いて「未だ来ない時」と読む。「一瞬先は分らない」も含んだコトバである。 ところが確定してる未来もある。 男女問題はそのイチバン如実な例だ。人間は(というより、動物の多くは)生れ落ちた時に未来が確定する。男は未来永劫にわたって、子どもを…

 ファッション景気論!

ティッピングポイント(臨界点)という言葉がある。 それまでは何事もなく安定してるのだが、ある条件が満たされると「待ってました!」とばかりに、活動を始めるポイントのこと。核分裂現象に使われる。 まあ、ヤカンのお湯の沸騰する、その最初のひと沸き…

東京、桜満開!阿寒、福寿草繚乱!

東京三鷹に住む友人からメールが届いた。タイトルは「我が家近くの夜桜ライトアップ」。 本文には、年1回3時間だけライトアップされる自宅の近くの野川の夜桜見物に出かけた、とあり、12枚の写真が添付されていた。開いてみると、幻想的ともいえる桜の花が見…

“暮らしの場”

ひとつだけ誇れることがある。春の到来を告げるネコヤナギのうち、最も大きく、豊穣で気品のある樹が何処にあるかを知ってることだ。 いわば、近辺の「ネコヤナギ・キング」の存在場所を知ってるのだ。しかも、場所だけじゃない!その樹が最も艶やかに、華や…

 珍客来る!

拙ブログで「鹿の飛び出し注意」を書いた。その2日後、フシギな光景に遭遇した。窓の向こうに突然、大きな物陰がヌーっと現れたのだ。 「鹿だ!」。何と真昼間、鹿の群れが訪れてきたのである。こういうのを波動の同調と言うのだろうか、シンクロニシティ(…

 ドライバー注意!道路標識!

運転免許を取得して40年になる。その間、スピード違反1回、青空駐車違反1回、雪によるスリップ事故1回(1回2事故)を起こした。 それが他人と比べて多いのか、「まあ、フツーなんじゃない?」かは分らない。 道路標識、サインの見逃しや違反もかなりあったよ…

 『鮭』は“サケ”か?“シャケ”か?

鮭。アイヌ語で「カムイ・チェップ」(神の魚)と呼ばれるこの魚は、二つの呼び名を持っている。“サケ”と“シャケ”だ。 ワードの辞書でも“サケ”or“シャケ”と入力すると、両方とも『鮭』の漢字が出てくる。一体、ドッチなんだ! 早速、疑問解明調査隊が緊急出…

樹木エネルギー!

質問です。雪解けは何処から始まるか? 「家の屋根から」「道から」「畑から」…答えはいろいろだろうけど、山中や林に限って言えば、それは間違いなく「樹木の根元から」と言える。 以前から♪何でだろ〜、何でだろ〜♪と思ってたのだが、最近馬鹿々しいほど当…

 ジャガイモ地産地消!

春分の日が近づいてる。さすがに阿寒でも春の気配を感じられるようになった。「日脚伸ぶ」のを実感できる。近所では今年の農作に向けての話が飛び交うようになって来た。 去年は裏の畑でジャガイモを育てた。写真はその収穫の一部だ。 勿論、とうの昔に食べ…

 NPO法人PTPL! 植樹運動!

NPOの活動に参加している。「“人と人、人と自然のコミュニケーション”の豊かな社会づくり」が活動目的の、『PTPL (PLANT A TREE PLANT LOVE)」』というNPOだ。本部は東京三田にある。 実は随分前から参加はしてたが、実際に活動するきっかけは去年のゴールデ…

「まもなく終点です。スキーの先を上げてください」。町中に繰り返し、繰り返し、スピーカーの声が響き渡る。スキーリフトの終点を知らせる注意だ。 何しろ、阿寒ロイヤルバレースキー場は、家からクルマで5分の近さ、スピーカーの声が町中に響きわたるのも…

  温度差!

迷ってる。「厚手のコートを着て行くべきか、薄手でいいか?」 何しろコチラは、日ざしが強くなってきたとは言え、まだ完璧な冬だ。積雪は1m。最低気温も−8℃〜12℃、最高気温は2℃〜3℃だ。 ところが、東京では最低気温が4〜5℃、最高気温は寒くても12〜13℃だ。…

 09ノルディック世界選手権、金と銅

「ヴォーン、ヴォーン」。轟音たててロータリー除雪車が前進してくる。道路脇の、すでに氷となった雪をいとも簡単に吹き飛ばす。生まれて初めて見る光景だった。スゴイ!機械ならではの力仕事だ。 今年、釧路地方は観測史上1位の暖冬だと言う。だが一方、6年…

 SL、この無骨なる律義者!

『なにものだろう 地平に一条の白い煙はあがり 力強くやって来る 近づいてくる 黒い鉄の塊 この無骨なる律義者… 』 稀代の詩人、谷川俊太郎の創作に対して誠に失礼な話だが、こんな力作があったと記憶している。関沢新一の蒸気機関車写真集に載った一節だっ…

[町・交流・文化] 歓迎!「釧路空港動物園」 チョッと前になるが、物騒な話題が広がった。何と、冬眠しないヒグマがいると言う。 釧路湿原のすぐ近く、市街地に近い老人ホームの庭に親子連れヒグマの足跡が頻繁に見つかってるのだ。 「この時期冬眠しない熊…

 住みつけ!ラッコの「くーちゃん」

霧の幣舞橋(ぬさまいばし)は、チョッとしたイベント会場のようである。パトカーが出動して交通整理にあたってる。 集まってる人々は老若男女、実にさまざま。カメラを構えてる人も多い。その視線の先は、幣舞橋のたもとの岸壁近く、わずか20平方mほどの川…

「俺」は、復活した!

いやぁ、別に「眉」を逆立てて言うほどのことじゃないかも知れない。 だが、「俺」が抹殺されてたのは事実だ。 「俺」だけじゃない。「岡」も「梨」も「藤」も外れてる。「鍋」もなけりゃ、「麺」も「餅」もないのだ。一体、誰が抹殺したのか? まあ、犯人探…

「ツヨシ」に求婚続々!

去年の12月2日の日記に『釧路市動物園ホッキョクグマ「ツヨシ」は女!』と書いた。 『オスだったはず!の「ツヨシ」(名前は元日ハム野球選手、新庄剛からとった)が、先住の「クルミ」(メス)との生殖行動をとらないことから鑑定を依頼した結果、メスと判…

 「キタキツネ物語」

もうどのぐらい前になるか、同名の映画があった。プロデュースは確か、角川映画だった。 人里近くで暮らすキタキツネの家族を追いかけたセミドキュメンタリー。四季折々、一家を追う映像は観客の息を呑ませるほどにリンとしてた。 「あんな可愛い野生動物の…

 「 もうひとつの時間」

「お忙ぎのところ誠に申し訳ありません。途中駅で車両故障があったため、現在この電車は17分遅れで運転しております。お客様へご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます」。 在京中の出勤時、こうしたお詫び車内放送を度々聞く。殆どの乗客…

 メディアの虐待!

何時になったら春が来るんだろう?いや、ず〜と来ないのかも知んない。そんな風に思えるほど最近の世情は暗い。自然なら、時期を待てば春が来るのだが、人事が絡んでると先が見えない。この国は一体何処へ行っちゃうのか?国民は不安になるばかりである。 こ…

メッセージ力!

阿寒じゃここんところ、この時期じゃ説明のつかない気候が続いてる。暦の上じゃ大寒というのに、真冬日がない。しかも、篠つくような雨も降ったのだ。3月頃の陽気、ということらしい。一体どうしちゃったんだろう!何か変じゃないか? 定点ポイントで写真を…

 オバマVS麻生

20日の夜、ヘロヘロで帰寒した。掲出した写真が、何の写真かお分かりになるだろうか?えッ、分子の電子顕微鏡写真?いやいや、実はアスファルトに張り付いた氷の結晶だ。 何だか自分のカラダとココロの中を見るようだ。 今回の上京は多忙だった。10日間の出…

 耐寒DNA!

みすぼらしい、と思わないで欲しい。そりゃあ、外から見りゃ身はぼろぼろ、枯葉を離しもせず身に纏い続けてるのはみっともないとも思う。だが、緑の葉に注目して欲しい。何と、この酷寒の地阿寒にあって、まだ落葉もせずに春を夢見て頑張ってるのだ。 通常だ…