【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

2013-01-01から1年間の記事一覧

 “威嚇”の変形表情は?

※その鳥は「ケ、ケ、ケ、ケ、ケ」と激しく笑った。ワライカワセミという鳥である。モチロン、本当に笑ってるわけじゃない。生物学的に言えば啼いたのである。「笑う」という行為は、一応人間だけに見られる感情表現手段だ。 ※人間だけ?じゃ人間はなぜ笑うよ…

 「タラ」「レバ」無し!

(牧場の中の一本ザクラ。知ってる人は限定されてる) ※阿寒は、山菜シーズン真只中に突入した。コゴミ、ミツバ、フキ、タラノメ、ヤマウド、そしてワラビもそろそろ…の筈だ。もう移住7年目。どの時期に、どの山に入れば、それらを収穫できるかは把握できてる…

寒いけど,春爛漫!

(太陽が当たり始めると、タンポポが一斉に花を開く。菜の花よりも黄色味が強い) (この艶やかさを見ると、オランダのチューリップバブルもさもありなんと納得できる) ※6:00。気温8℃。タンポポは花を閉じたまま、まだ眠ってる。だけど数日前に暑い日があっ…

 速報「ついに、咲いた!」

※23日、ようやく釧路のエゾヤマザクラの開花宣言が出た!平年及び去年より6日遅れ。1997年以降では最も遅い開花だという。東京の開花宣言より68日遅れだった。 (ウチのサクラも咲いた。天気はあまり良くないが、やっぱりチョッとウレシイ) ※釧路のサクラ開…

サバイバル!

※多細胞生物をつくり出すにあたり、神は思い悩んだ。「種を将来にわたって持続可能な生命体にするためには、どういう手段があるのか?」神は7日間考え抜いた。そして妙案を思い付いた。 ※「そうだ!同じ種に凸と凹のように、別々の役割を持つ多細胞をつくれ…

日本人の「ふるさと」の原風景は、どこ?

※一昨年、東日本大震災の被災者の悲しみにもっとも寄り添ったのは、唱歌「ふるさと」と言って間違いない。避難施設を慰問した世界的な指揮者はじめ、著名なミュージシャンは殆どがこの歌を演奏し、避難者たちだけでなく、日本中の人々が大粒の涙を流した。歌…

宇宙は生きてる!

※2日間かけて帰寒した。案の定、阿寒はまだ春欄満とはなってなかった。桜の蕾は未だ堅く閉じたままだし、水仙も一部を除いて蕾のままだった。週刊天気予報じゃ、まだまだ一週間はこの寒さが続きそうだ。 (冷たい雨が小ぶりになってきた。気温3℃。桜の蕾が身…

36日ぶりの帰寒!

※順ちゃんがデイサービスに行き始めた。ショートステイも検討されてる。つい半月前には、危篤状態であったことを考えると、恐るべきほどの生命力である。デイサービスから帰宅した彼女に入浴の感想を尋ねると、返ってきた返事は「サイコー!」だった。 ※とい…

桜前線!

※松前の桜が開花したニュースを見た。釧路の開花予想は5月17日とあった。東京が3月17日の開花だったから、ちょうど2ヶ月かけて約800kmを北上することになる。自然は時には激しい貌を見せるが、時には実にゆったりしたほほえみも見せる。 (4年前の阿寒の桜…

ご注文は、“アベノミックス”?

※壁に一枚の色紙がある。中に短歌が書かれてる。「政局を手段選ばず天下取り 我が一票は如何に献げん 順子」順ちゃんの一首だ。昨年民主党が解散総選挙に持ち込んだ時の短歌だろうか? ※思わぬ場所で思わぬ骨太の一首に出会い、虚を突かれた。順ちゃんは、新…

「おしょる」と「おっぽしょる」

※そんなにげぇに(強く)押せば、脚、おしょれちゃう(折れちゃう)だんかぁ・・・」。順ちゃんは文句を言う。脚を押して欲しいと要求したのだが、押し方が強すぎると注文をつけてるのだ。 ※ただ時々は「脚痛てやぁ、おっぽしょって(折って)くんない!」とも…

「オラチ」と「オランチ」

※順ちゃんは、今年89歳になる。昨年11月と今年4月、2回にわたって危篤状態から奇跡的に蘇った鉄の女だ。鉄の女は、信州・小布施弁の持つ微妙なニュアンスを微妙に使い分ける数少ない正統継承者でもある。 ※例えば「オラチ」と「オランチ」。そう、ご推察のよ…

晩春信州!

信州小布施に帰省してから2週間を超えた。 東京に行き来したりして思わぬ長期滞在になった。 その間早春、仲春、晩春と何度の季節を通り越したことだろう? 幸い、訃報の連鎖は免れることはできたが、 行きがかり上、帰寒できなくなってしまった。介護生活を…

時速20km!

▼桜前線の北上速度は時速2kmと言われる。人間がゆっくり散歩する速度である。だが、道東の「春前線」はそれよりはるかに早いんじゃなかろうか?何しろつい4日前まで雪原だった牧場に、すでに緑の靄いが漂い始めてる。 (3日前の大雨の影響で、牧場の雪は奥の…

チューリップ・バブル崩壊!

▼爆弾低気圧の影響でモーレツな雨が降ってる。本州も大きな被害があったらしいが、道東一帯じゃ6〜7日の24時間で平年の4〜5月2か月分の雨量が降った。豪雨による雪解洪水や土砂崩れがシンパイだ。 ▼それはともかく、チューリップが芽を出した。「今年もまた…

福が来た!

▼来た!来た!来た!いよいよ福寿草が来た!一昨年は2月22日、去年は4月7日が開花初日だったから、今年はその中間ぐらいになる。雪が多かったから去年より遅いと思ってたが、やれやれ、記憶違いだった。 (雪が消えてわずか5日で花が開いた。移住当時はなかっ…

 砂金掘り!

▼男は23歳の時、生誕の地、北海道に戻って枝幸(現宗谷管内えさし町)へ向かった。砂金掘りを始めるためである。昭和5年のことだった。砂金掘りを始めたのは当時の職人の日給よりも数倍賃金が高かったからだった。 ▼わずかな家財道具と砂金掘りのための道具…

♪どこかでは〜る〜が♪

▼3月は小学校唱歌の季節である。「早春賦」や「春の小川」など好きな曲だらけだ。阿寒はそれらの唱歌が描き出す季節のど真ん中にいる。♪春〜は名のみの 風の寒さや〜♪だけれど、♪どこかで春がうまれ〜てる〜♪のである。 (見えにくいが、道路脇の山の斜面に…

文明の衝突!

▼野球の世界一位を決めるWBCワールド・ベースボール・クラシック)は、三連覇を賭ける日本が準決勝で敗退。メジャーリーグ選手を多用したドミニカが、負けなしの8連勝で初優勝を飾った。完全優勝は史上初のことである。 ▼流石に世界のトップを争う大会だ。超…

 雪根開け(雪根明け)!

▼驚きだ!まだ3月なのに「夏日」がたんとあったという。静岡市じゃ「真夏日」に近い28℃だったとニュースにあった。お陰で桜もおちおちしてらんないらしい。宮崎、福岡に続けとばかり、東京でも3月16日、史上最速で咲いた。一体、ど〜なってんだ? >雪の下か…

太陽さん!

▼なかなか使えない言葉がある。それは「ママ」だったり「パパ」だったりする。「内地」だったり「シバレル」だったりする。きっとこれまでの生活習慣になかった言葉遣いだからだろう。その意味で「太陽さん」が使えない。 (木の間を抜けてくる太陽。朝がどん…

合掌!

▼神がいると信じる人も、神なんかいないと言い張る人も、そのどちらでもない人も…。ヒトは人智を超えるモノに遭遇した時、手を合わせる。何者かにお願いする。「助けてください、お願いします」「救ってください、お願いします」。古今東西、ず〜とそうだっ…

 2668人!

▼良かれ悪しかれ我々は数字に取り囲まれて暮らしてる。数字が単に数字と言うだけじゃなく、極めて深い意味をもつこともしばしばだ。ますます世の中が複雑化していく今後、数字はさらに大きな意味をもつに違いない。 (カスミザクラを花瓶に入れたままにして…

 石の意思!

▼いやぁ、オオタサン、ワシラに気づいてくれたアンタの先代には感謝のしようがない。たまたま釣りに来てたとは言え、よくぞワシラを見つけてくれた。先代が気づいてくれなかったら、ワシラは今も眠り続けてたに違いない。 ▼最初に太陽を浴びた瞬間の眩しかっ…

光の春!

▼3月に入った途端、春を感じるようになった。もっとも一昨日の2日には、このあたりじゃドカ雪が降り、オホーツクや知床近辺ではモーレツな暴風雪に見舞われた。 ▼だが、阿寒じゃ真冬日から解放され、最高気温が6℃まで上昇。こうなると20cm近く積もった雪もす…

 蕎麦の “3たて”

(蕎麦好きが続々と集まってくる。外は氷点下だが中は熱気ムンムン) ▼蕎麦は「五穀」には入っていない。疑似穀類に分類される。平安の昔には「食膳にも据えかねる料理」という評価だった。言ってみれば決して豊饒な食べ物じゃないということになる。 (トン…

タンチョウな生活!

▼タンチョウは奇跡の鳥である。絶滅寸前の38羽から1000羽を超えるまでに蘇った。絶滅を免れたのは、地域住民や国の手厚い保護活動のお陰だと言っても過言じゃない。めでたいことに今年は還暦(特別天然物記念指定60周年)を迎えたのである。 ▼そのタンチョウ…

 第二回千年祭!

▼「寒〜い!」。それがスタッフの合言葉になってる。現在−6℃。阿寒としては、そう寒くない気温だが、時折肌を刺すような冷たい烈風が襲いかかる。2月16日9:00。今日から2日間開催される「第二回千年祭」の準備中である。 ▼ステージ、ジャンボ滑り台、雪合戦…

  ダイヤモンド・ダスト

・寒波来る空に国境なかりけり 喜の字 ▼上手い!思わず膝を叩いてしまう大きな句である。作者は敬愛するコピーライターの大先輩、本名守田修治氏。確かになぁ、シベリアの冬将軍は人間が設定した国境線なんてのをいとも簡単に超えて進軍してくる。 ▼2月中旬…

 「イノチ」の軽重!

▼かつて、こんなに「命」が大切にされる時代はなかった!だが同時に、「命」がこんなに粗末にされる時代もなかった!現代は、そんな「命」の「タテ・ホコ(矛盾)」時代かもしれない。 (人間界には関係なく「命」の芽生えは準備されてる。関係するのは宇宙の…