【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

2013-01-01から1年間の記事一覧

 360°大パノラマ開陽台!

※由りによって、どうしてこんな日に出張なのか?しかも、なんとケータイが故障しちまった。「人生だなぁ」と言わざるを得ない。いや、なに、道東沖で台風18号が温帯低気圧化した台風一過の朝のことである。 ※久しぶりにカラッと晴れあがりはしたが、5時から…

スターマイン!

※先日、京都・福知山の花火大会で痛ましい事故が起こったばかりだが、実は、阿寒でもいま、町をあげて花火大会の真っ最中である。でも御心配なく!阿寒の花火大会は、決して事故は起こさない。 ※というのも、阿寒の花火大会で爆発するのは、火薬じゃなく植物…

 カン違い!

※9月7日は七十二候のひとつ「白露」だった。「白露」とは野の草に宿る露が白く輝く頃。秋が始まりを告げる時期のことである。それにしても美しい言葉だ!思わず秋を満喫したくなる! ※と言う訳で、久しぶりに晴れた朝、山中を走ってみた。原野に白露ならぬ、…

“害来種”!

※これが本州の、しかも、春ならば、菜の花畑と言っていいだろう。だが、♪いまは〜もう秋〜♪、しかも、撮影現場は北海道の阿寒町である。菜の花畑である筈がない!では「わが世の秋を謳歌する」この黄色い花の正体は…? ※実は、日本の花じゃない!北アメリカ…

“郷土愛の素”!

※順ちゃんの葬儀は盛大だった。7人並んだおっしゃん(和尚さん)の読経がなかなかのハーモニーを醸し出す。まるでキリスト教の聖歌隊みたい…。時々鐘の音も入り、やはり宗教は音楽である。 ※本堂をリンゴやモモなどの果樹園からの風がサワサワと抜ける。豊饒…

旅立ち!

※今年4月〜5月、本欄で何回か紹介した叔母の順ちゃんがとうとう他界した。去年の秋から数えて6度目の危篤は乗り越えることができなかった。8月8日の午後のことである。 ※5度目の危篤から奇跡的に回復した頃から、一族は「お盆を超えろ!」と念じていた。とい…

捕食者!

(オニユリに夢中なミヤマカラスアゲハ。夏もいよいよ終盤へと向かう) ※言うまでもなく、蜘蛛は網を張って獲物を待ち構える。この網に引っ掛かった者は餌食となる。が、引っ掛かっても悠々と逃れる豪の者もいる。スズメバチだ。 ※一週間ほど前、物置の横に置…

 [釧路湿原美術館第3弾!]

※モーレツな暑さが続く東日本、西日本の皆さま、「残暑」ならぬ「猛暑」お見舞い申し上げます。もう「処暑」なのにまだまだ続く晴れマーク予報に、ウンザリなさってる方も多いことでしょう。 ※そこで、8月に入っても真夏日が1日もなかった(多分)涼し〜い…

 役立つ「ウドの大木!」

※移住して最初に気が付いたのは、町の人たちの会話の中に「山」が頻繁に登場してくることだった。「山ブドウ」。これは当然すぐに分った。栽培種じゃない野性ブドウのことである! ※「山親爺」も何となく分った。多分、ヒグマのことだろう。「山わさび」は、…

「酷暑日」は如何!

※拝啓 気象庁殿 3日前、新たな日本記録が生まれましたね。あまりウレシクない日本記録ですが高知・四万十市の、史上最高気温。これまでの埼玉・熊谷、岐阜・多治見の40.9℃を0.1℃上回り、41℃を記録したそうですね。 (今年は大分遅れてたけど、ようやく夏の妖…

他人の空似!

※「あれっ??」。ステージを控えて手櫛で髪を整えようとしてるのに、鏡の中の自分は手を動かしてない!手さえ見えない!怪奇現象か?超常現象か?50年近く前の、能登での夏休みのことである。 ※数秒後にその原因が判明した。実は、覗きこんでた鏡は少し下を向…

蝦夷梅雨!

※8月3日、気象庁は北陸、東北地方の梅雨が明けを発表した。一応北海道には梅雨がないとされてるから、2013年の列島は梅雨が明けたことになる。 ※ところで、北海道には本当に梅雨がないのか?そう聞かれると大半の北海道人は困った顔になる。1カ月に及ぶじめ…

「メタモルワラビ」の変容度!

※「ナァ〜ンだ、大して変わらんじゃん!」。噂の「メタモルワラビ」、ガリガリのツイッギー(古いなぁ!)から豊満なソフィア・ローレン(これも古い!)への“変容”を期待してたのに、チョッと裏切られた感じだった。 ※イメージでは干しワカメ同様、水を得た…

 「手乗りゼミ」!

※いやはや、困っちゃった!何しろモノスゴクなつかれてしまったんである。「助けてくれ!」と言ってるようにも思えるし、「ボクはここに居たい!」と言ってるようにも思える。だが、ここには保護するスペースもないし、食料も備蓄はない!というより何を提供…

「今週の川内」!

※7月28日午前9:30。霧雨。気温18℃。「第41回釧路湿原マラソン」30km部門がスタートした(筈だ)。過去最多となる4439人がエントリー。史上最強の公務員ランナー「川内優輝」選手も走る(予定)だ。 (当日は交通止めなので前日、コースを撮りに行った。湿原…

 「牛に馬を乗り換える」!

※早朝。一本道を一列の乳牛たちがやってくる。その数、30数頭。まるで大名行列ならぬ“大牛行列”である。引率する人間がいるわけじゃない。特別なリーダーがいるとも思えない。が、彼らは行き先を知ってる。 (「猛牛」や「闘牛」と違って「乳牛」は穏やかだ。…

 “メタモルワラビ”!

※40年以上前、化粧品のマックスファクターが“メタモルフォーゼ”というキーワードでキャンペーンを張った。その日本語訳が秀逸だった。“変容”。つまり「内側から美しく変わろう!」と提唱したのである。 ※“メタモルフォーゼ”は、もともと(超自然的力で…、魔…

 葛藤!

※Choiceの時代である。現代人は何事にもAorB(orC〜∞)の選択を迫られるようになった。だが、選択を強要されるのはオトナにとっても子どもにとっても何かと大変である。 ※例えば中学生に「国語か社会か、どちらかを選んでテストを受けなさい」と指示したとし…

ハスカップ!夏!

(♪知床の岬に〜ハマナスの咲くころ〜♪知床旅情の歌にあるように、この花が咲くと道東も夏真っ盛り) ※アイヌ語にハシカブという言葉がある。日本語に直訳すると「枝の表面になるもの」と言う意味らしい。それが「ハスカップ」=和名“クロミノウグイスカグラ”…

[釧路湿原美術館第2弾!]

※「湿原の画家」故佐々木栄松(ささきえいしょう)は、釣り人でもあった。湿原に棲息する幻の魚「イトウ」や、生命を繋ぐために遡上する鮭などを追い、湿原が育む生命のエネルギーをカンバスに活写した。 (「終わりの鮭」。1986〜1988。タイトル通り鮭の最期…

時速4km!

※雑誌編集者から質問を受けたことがある。「スローライフって言葉が大流行りですが、スローライフってどんなライフなんですかね?」不肖ワタクシは、かなりトンチンカンな答えをした。「時速4kmだと思います」 (日に日に緑が濃くなる道路脇に、白とピンクの…

 ビフォー/アフター

※今年2回目の草刈り!草刈り前と草刈り後のビフォー/アフター。刈った後は、散髪したようにさっぱりした。それにしても今年の草は伸びが早い。 ※草刈りアフターを撮り終えて、ハイ、終了と後片付けをしてたら何と「シルバーバスト一家」が御来訪!まったく頭…

♪この木ナンの木 気になる木〜♪

※裏に自生してる薄気味悪い木がある。毎年今頃になると葉に赤い虫が無数に着くのである。樹高1mぐらいの時は近寄らなければ済んだ。が、最近は樹高4m、枝ぶりもすこぶる良くなった。虫も無数だ。駆除剪定せぬ訳にはいくまい。 ※鋸を持って近づいて、初めて赤…

 「カラス夫婦」!

※世間じゃ、仲の良い夫婦のことを「オシドリ夫婦」と言う。だが、騙されちゃいけない。野性の「オシドリ夫婦」は、一年契約だ。子孫を残せば契約は自動的に解除になる。じゃ、一年契約じゃない野鳥は何だ? ※「タンチョウも夫婦の絆、家族の絆を大切にするけ…

 夏至は地方それぞれにあり!

※6月21日(金)は列島が1年でイチバン昼の時間が長い夏至の日だった。だが待てよ、道東は本当にこの日がイチバン長い日なのか?調べてみると道東の天文学的な視点からの夏至は、18日だったことが判明した。 (最低気温8℃、最高気温13℃。夏至でもこの寒さだが…

釧路湿原の新しい風!

※こよなく釧路湿原を愛した一人の青年がいた。彼は戦前から湿原に分け入っては、「湿原の風」を心で聞き、「湿原の生命」を肌で触って、幻想的にカンバスに描き映した。 (国道240号線沿い、国際ツルセンターの隣にある。このオープンのお陰で、いきなり文化…

「巣立ち!」

※大学の学生課や企業の人事担当者は「5月病」の季節が過ぎ、ホッと一息というところだろう。「5月病」とは新しい環境に馴染めない新人たちが罹りやすい、軽い「うつ症状」のこと。この期間に不登校や離職をしたりする。 ※一体なぜ「5月病」に罹るのか?私見…

春紅葉!

※「ヤ、ヤ、ヤッ、何てこった!折角新緑になったサクラが枯れ始めてる」慌てて側に行ってみた。確かに先端の葉が赤く染まってる。「あ〜あ、何でだろう。寒かったり、暑かったり…気候のせいに違いない!」 (近くから見ると、紅葉と言うより茶に染まってる感…

スペメン!

※初めて「イケメン」を耳にした時、新しい「カップ麺」か、もしくは「生麺」のことかと思った。だが、それじゃ話が繋がらない。よく聞いてると、なあ〜んだ、「イケテル男」の略だったんだ。恥をかかずによかったぁ! (う〜む、ウチのレンゲツツジは他の家よ…

 笑う門には福来る!

※何年か前、世界的な分子生物学者「村上和雄」とお笑いの「吉本興業」が、コラボで異色の実験を行った。何の実験か?「笑いと健康」の関連性についてだった。結果は「村上和雄」の仮説どおりだったという。 ※分子生物学者「村上和雄」は、1983年に高血圧の黒…