【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

2010-01-01から1年間の記事一覧

オンネトー!

「神秘的」というのはこういう光景を言うのだろう。まさに「息を呑む」色である。 芸術家がどんなにがんばっても、この深い青さをパレットの上で再現するのはムリと思う。 阿寒国立公園内オンネトー(アイヌ語で年老いた湖、沼の意)の湖畔に立っていた。半…

サクラサク!

いまの大学受験生には思いも寄らないだろうが、半世紀前、地方の受験生は受験が終ると大抵、結果の通知を電報連絡代行屋に頼んだ。 文面は、合格なら「サクラサク」不合格なら「サクラチル」。結果を見に来るためには交通費が嵩むからである。桜が咲くと、そ…

口蹄疫予防対策!

宮崎県に口蹄疫の非常事態宣言が出された。宮崎県の苦悩が思いやられる。 だが、この疫禍は全国の酪農家や畜産業者にとっては人事じゃない。 現に10年前の2000年には、92年ぶりに発生した口蹄疫(これも宮崎県だった)が、北海道にも飛び火した。 今回も感染…

植物の体内環境!

ホンの3週間前に芽を出したばかりだった水仙が満開になった。驚くばかりの成長スピードである。 そういえば数日前にはまだ小さな緑の葉っぱだったタンポポも一斉に黄色い花をつけ始めた。 阿寒は、寒かったり、暑かったり。最高気温が6℃ぐらいの日もあれば、…

 名水ウォーター・ビジネス!

「東京は世界有数のウォーター・ビジネスの街だ」大先輩は誇らしげに言った。 「東京の水は世界一美味しい水として売り出してますからね」。そう応えると大先輩はニヤリと笑った。「うん、銀座、赤坂、新宿、池袋、みんなウォーター・ビジネス・・・“水商売”で溢…

 野良仕事の制服!

背広が、一応ビジネスマンの制服であるとすれば、野良着は野良仕事のための制服である。だが、このふたつの制服には大きな違いがある。 背広はやはりパリッとしていて清潔なものがよい。が、野良着はできるだけ汗と土の香が染み込んだ古いものがいい。なぜか…

  こどもの日!少年の日!

5月5日は子供の日である。少年の日でもあり、少年の心を持ったすべての人の日と言ってもいい。しかも休日である。 こんな日は、やはり家に篭ってはいられない。 暫くぶりで釧路湿原上空へ運んでもらった。 湿原は季節によってさまざまな表情を見せてくれる。…

 アイヌネギ(行者ニンニク)大収穫!

快晴である。この分だと昨日と同じ22℃にはなるだろう。 昨夜、義弟からの電話でアイヌネギ採りを約束してあった。約束より20分早く義弟到着。かなりコーフン状態である。お茶を飲んでから出かけた。 写真は収穫したアイヌネギの十分の一ほどの量である。わず…

春爛漫!

いきなり22℃になった。ようやく“春”を実感できるようになった。 こうなると、冬が長かっただけに人も動物も植物も活発に動き回るようになる。 ことに植物の成長スピードは、眼を見張るほどだ。昨日まで首を垂れてた福寿草は満開になり、水仙は大げさじゃなく…

 「金太郎飴化石」!

何ヶ月ぶりだろうか、雨である。しかも、春雷を伴って激しく降ってる。 こんな日は、家の中でアームチェア・トラベルを楽しむに限る。恰好の材料もある。200万年前へのタイムトラベルである。 写真の「金太郎飴化石」は、一体何の化石だろうか?動物の骨のよ…

化石鉱山、200万年の旅!

阿寒シェル鉱山(←クリック)そこはウチからクルマでわずか20分。だが、200万年前にタイムスリップできる時間の扉でもある。 雪に埋もれてた前回は、入り口までしか行けなかった。だが今回は200万年前の化石が眠る現場まで案内してもらった。 入り口から細い…

 大雪と“脳の法則”!

朝起きたら一面の真っ白!大雪だった。まさか4月も下旬になって、雪掻きをするとは思わなかった。・・ったく! だがこの大雪のお陰で、本州放浪の“時差ボケ”が醒めた。 脳が意外とラクラク、身体を動かしてくれる。時には歓びさえも感じさせてくれるのだ。 参…

 脳の混乱!

三週間の本州放浪を終えて、阿寒に戻った。 3月31日にはあたり一面に30cmほどの雪が積もってたのに、林の陰の残雪を除けばすっかり解けてた。 でも、見慣れた風景なのに何かよそよそしい。そういえば、風呂も洗面所もリビングも、あらゆるものがなぜか、初め…

春、足踏み!

学校と桜は付き物である。 写真は50年前通ってた中学校と校庭の桜。もちろん校舎は建て替えられたが、50年前とそれほど変わらぬ風景だ。 小布施の人たちは、自らのことを誇りを込めて「小布施人(おぶせびと)」と呼ぶ。誇りの素となってるのが何かは分から…

小布施写真ガイド!

昨日長野市で桜の開花宣言があった。小布施でも早咲きのしだれ桜が咲き始めた。いよいよ観光シーズン本番である。 小布施の観光スポットは極めて限定されてる。かつて市が立った場所を中心に半径150mほどの範囲がコアとなっている。そのスニーカーサイズの町…

  小布施の春!

「アッ、お父さんだ!」 すれ違う観光客が口々に言う。見知らぬ観光客に「お父さん」と呼ばれる筋合いはない。変だな! だが、しばらくしてから連れてる犬が、ソフトバンクのCM犬、“お父さん”に似てるのだと気がついた。 「お宅の犬ですか?“お父さん”によく…

諏訪大社・御柱(おんばしら)祭!

なんともラッキーだった。 長野県茅野市の友人を訪ねた日、思いがけなく諏訪大社の御柱祭りに出会ったのである。長野県出身でありながら、恥ずかしながらこれまで、ナマで見たことはなかった。 このお祭りは、社殿の四隅にあるモミの大木を7年目ごとに建て替…

 本州放浪!

明日から新年度が始まる。新学期でもある。ただ、本州ではもう春なのにここでは道路以外、40cm程の雪がどっさり残る。 4度目の冬は、いままででイチバン雪が多かった(と思う)。果たして去年はどうだったんだろう、とストック写真を探してみた。 あった、あ…

 雪の凸版!

目覚めると、淡雪が地面を薄化粧してた。だがそれも束の間、太陽があっと言う間に化粧落としをしていく。 最後に残ったのが、車の影の部分の雪。見事に車の影の凸版が出来上がった。 で、最近ハマリ始めた「フォト五七五」。・太陽の彫り師となりて雪削るう…

 「せいこういのります!」

友人の話である。 「学生時代の友人から、新事業立ち上げのメールが来たんだよ。そこで早速、『せいこういのります』と入力し、変換キーを押したわけ。すると、何と『性行為乗ります!』と出てきた。思わず吹き出しちゃった!」。 変換でこんな経験をした人…

貝化石鉱山発見!

雪の道を2kmほど山の中に入ったところにそれはあった。 それにしても、町内に鉱山があるとは思わなかった。それも化石を掘るための鉱山である。 もっとも、町内には雄別(ゆうべつ)炭鉱もあるから、恥ずかしながら認識不足、想像力欠如だったと言ってもいい…

  再び、フォト五七五!

頑固な冬を押し出すようにネコヤナギがポッ、ポッ、と咲きはじめた。 うれしい限りだ。で、「カシャッ!」。もいちどフォト五七五に挑戦! ・ネコ目覚むこれから新年始まりぬダメダナァ、もうひとつ。・白と黒春呼ぶ山の招きネコう〜ん、何だかなぁ、挑戦倒…

  フォト五七五!

ケータイ俳句が流行ってるそうだ。NHKの“カシャッと一枚、フォト五七五”なんて番組も人気が出てきたようだ。 こいつは季語があっても、なくてもいいそうだ。で、我もと、やってみた。 写真は、夕陽が作り出した自分の影を家の中で撮ったものである。影だけ写…

 三つ巴、四つ巴、バトルロイヤル!

当人達の必死のサバイバル戦争も、傍から見るといささか滑稽に思えることがよくある。 今日も、14:00きっかりに「メーンエベント」会場、阿寒国際ツルセンターのゴングは鳴った。タンチョウたちの給餌時間である。タンチョウの対戦相手は連日、オジロワシだ…

 雪よ、抵抗を止めよ!

それにしても迷惑な話だ。雪は相変わらずコクワの木をべッド代わりにしてる。 実は、丁度一ヶ月前の2月8日、“(綿帽子のような雪は)恐らくあと一ヶ月はこの状態が続くんだろう”と書いた。 一ヵ月後の今日、予想どうりになったわけである。 それが当たって、…

 再生!

啓蟄である。各地から春の便りが届き始めてる。 阿寒でも桃の節句には10cm、5日にはドカ雪が降ったが、日脚は伸び始めた。啓蟄の今日は、去年の冬至から数えて74日目。丁度、去年10月7日の日の長さと同じだ。 と思ってたら、図らずも同日に撮ったホウズキの…

 バンクーバー閉幕!

ハラハラ、ドキドキの17日間が終った。銀メダル3個、銅メダル2個という結果だった。 「選手、役員、それに関係者の皆さん、お疲れ様!お陰さまでかじかみがちな生活を、熱い血で沸き立たせることができました。改めて感謝、です。 それにしても今回、なぜこ…

  チリ地震津波!

「(カラスの集団イジメによる)イジメラレッ子が安心できる場所は、ここしかないんだなぁ」などと思いながら、鳶の写真を撮ってた。 だが、数千キロ離れた太平洋上では、時速800kmもの波が日本をめざしてたのである。 危惧はあった。1960年のチリ沖地震によ…

  「お掃除、終りました!」

バンクーバーでは、カナダのお家芸「カーリング」が、注目の的だという。 それにしてもフシギなゲームを考え出したものだ。「氷上のチェス」、見ようによれば、ビリヤードにも近いところがある。知的なスポーツと言っていい。 発祥の地は15世紀のスコットラ…

平成22年2月22日、午後2時22分22秒、22.2℃!

今朝、時計を見てふと気が付いた。「待てよ、今日は2並びの日じゃないか!この時計だけでも数えてみれば2が11も並んで表示されそうだ。こんなことって、殆どないんじゃないか?」 そう言えば、ウチの地番も阿寒町北新町2−2−2だ。これも何かの縁だろう。 「よ…