【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

2014-01-01から1年間の記事一覧

 晴れのち雨のちシラカバ花粉!

※25日、日曜日。青空が広がり気持ちのいい朝だった。9:30に家を出て、いつものコースへウォーキング。が、1.5キロほど行った地点で、俄かに雨雲が広がり、やがてポツリポツリと雨が当たり始める。引き返して家へ入った途端、ザーッと本降りになった。 ※約20…

季語解釈!

※俳句に「山笑ふ」という季語がある。歳時記の解説には「草木の芽吹き始めた淡い色合いの春の山の形容。『春山淡冶(たんや)にして笑うが如く』からきた」とある。つまり春の季語なんである。 (本州じゃ藤はもう遅いだろうが、こちらではようやく藤が遅い芽…

白い阿寒!

(山菜もいよいよコゴミの季節に入った。山はコゴミ採りの人で賑わいをみせている) ※先日5月16日付の本欄で季節の色を紹介したが、あまりにも独断と偏見が強かったようだ。白い冬からの脱出願望が強すぎたのかもしれない。見回すと夏の入り口にも花の白があ…

釧路湿原美術館第7弾!

※ネコが大好きである。在京時代17匹飼ってた時代がある。いや、たった1匹から17匹に増えちゃったと言うのが正しい。1度だけ子供を産ませてやろうと思ったのが間違いの元。ネズミ算は知ってたけどネコ算は知らなかったのである。猫屋敷とは相成った。 ※あげ…

イエロー・フェスタ、町は黄色に染まる!

(調べたところではレンギョウらしい。自信はないけどともかく迫力だ!) ※[白→黄緑→緑→深緑→紅→黄土色→白→黄緑…]。この循環は何を表してるでしょ〜か?お分かりになった方は、相当阿寒に詳しい自然派です。そう、阿寒における春夏秋冬…大まかな四季の色なん…

おはよう!冬眠明けだね!

(開花5日目で葉桜になったエゾヤマザクラ。何かに憑かれたように成長を急いでる!) ※おはよう!いやぁ、久しぶりだなぁ。最後に会ったのが去年の10月中旬だったから、約200日ぶりかなぁ。尻尾のあたりがチョッとやつれてるけど、それでも元気そうだね。ま、…

[速報!桜開花宣言]

(昨日の蕾。パンパンに膨らんでた。案の定、今朝は開花宣言と相成った) ※桜前線がついにウチにも今朝到達した。開花宣言である。釧路の開花宣言は5月16日と予想されてたから8日ほど早いことになる。もっとも、阿寒はこの時期釧路よりも最高気温は5〜10℃高い…

脱皮!

(ネコヤナギから若芽へと順次変わっていく様は、まるで毎日スロー再生の映像を見てるようだ) ※かつて営林署に務めてた古老は、「ここら辺りのヤナギには8種類ある」のだという。調べてみたら、エゾノカワヤナギ エゾノキヌヤナギ、エゾヤナギなど、10種類ほ…

 番外編 「二つの国立公園」!

※5月1日付の道新釧路版で「道東道阿寒インターチェンジ(仮称)、平成27年度開通」の告知ポスターが紹介された。広告主は「阿寒丹頂の里プロジェクト委員会」。コピー&クリエイティブディレクションは不肖ワタクシが担当した。 ※「阿寒インターチェンジ」が…

69歳、初体験!

※「あと10分、1時半になったら上がろう」同行者に声をかけた。「そうしましょう、今日はもう結構な釣果が出たから満足です。家族4人分、明日の夕飯のおかず分までありますよ」じゃぁ、もうひと流しかふた流しだな。 ※フワッと目印が止まった。流れの中で揉ま…

 ♪夏は来ぬ♪

※4月24日。阿寒では最高気温25.2℃。今年北海道では最も早く夏日を記録した。それだけなら「ふ〜ん、そう」ぐらいなんだろうが、翌25日今度は28.5℃。これには「たまげたぁ!」。なんと東京よりも暑くなったんである。しかもそれが今日まで続きそうだ。 ※こう…

時間が止まる!

※最近の研究で光の速さは決して一定ではないということが判明したという。時間の物理的根源である光の速さが何万分の1秒の単位とはいえ前後にフラつくことは、時間が伸び縮みしてることになる。 (この建物の奥に、時間がゆっくり伸びる極上のスポットがあ…

 「道の駅の中の鉄道駅」!

※4月11日朝。そこはまだ完璧な冬だった。除雪はしてあるものの道路際には薄い氷の幕が張り、轍跡がバリバリと音を立てる。釧路と網走を結ぶ国道240号線「あいおい道の駅」。釧北峠を北見市側に下って行った津別町にある。 (まるで枝に白い花が咲いたような霧…

氷解!

(美幌峠(びほろとうげ)から見下ろす屈斜路湖は、まだ全面結氷してた) ※小学1年生の国語テストでこんな問題が出された。「雪や氷が解けると何になりますか?」。正解は「水になる」。殆どの生徒は○だったが、「春になる」と書いた生徒がいた。この生徒は×…

凍土地帯!

※最高気温9℃。快晴!「やぁ水仙クン、いよいよ春だね」。アイスランド阿寒にもようやく明るい春の兆しが感じられる。だが、最低気温は−6℃。冷凍庫から完全解放されるのはまだ先だ。 ※写真じゃ分らんけど、この水仙の芽の地下3〜5センチあたりはまだツルハシ…

爆睡御礼!

※列島は東西南北、春嵐に襲われてるようだ。道東では昨日も雪だった。「春眠暁を覚えず」どころの話じゃない。気候のせいで、実に眠りの質が悪い!いや、加齢のせいかもしれない。ともかく、かつては当たり前だった“爆睡”は、もはや夢の夢である。 ※若き頃の…

※全国から次々と「さくら便り」が届く中、道東じゃまだ、暴風雪の襲来を受けてる。その雪に残された写真の車通過痕を一言でいえば[轍]だ。が、別の言い方をすれば[先行車両通行痕]と言えなくもない。 (3月31日、暴風雪注意報の朝、重い雪がどっさりと置かれ…

ネコの進化!

※英国の公共放送BBCが、20匹ほどのネコとその飼い主の協力を得て興味ある実験を実施した。ある小さな村のネコ達にGPSを付けて、彼らの謎に満ちた行動を解析しようという実験。「家庭内の野獣」と呼ばれるネコの生態を暴く野心的な試みである。 ※結果は実に興…

七十二候「桜始開」!

※季節の移り変わりの速さに驚くばかりである。七十二候は「啓蟄」から「春分」(3月20日〜4月4日頃)へ。その「春分」も初候の『雀始巣』(雀が巣を構えはじめる)から、次候の『桜始開』(桜初めて開く:3月25日〜29日頃)になった。 ※驚くことに各地の開花…

彼岸暴風雪!

※「雪が少ない年は、お彼岸あたりにどさっと大雪になるんだ!」2月中旬、義妹は断言した。そして3月21日。暴風雪警報。最大瞬間風速34メートル。積雪38センチ。断言どおりとなった。 (いわゆるホワイトアウト。風が降った雪を巻き上げ、周囲の視界がゼロに…

ロシアン・ブーメラン!

※かつてソ連貿易会社の社長だったテッチャンが、「チョッと面白いアネクドートがあるんだ」と教えてくれた話がある。アネクドートとは、ロシアの圧政下のもとで生まれた政治的ブラックジョークのことである。ソ連経済が疲弊してた頃の話である。 ※空軍兵士A…

陽はまた昇る!

※“NEWS”を辞書で引くと、1便り、消息、知らせ、うわさ、変わったこと 2報道という日本語訳が出てくる。ただ、“報道”の意味で使う“NEWS"は「明るい便り、知らせ」よりも「暗い便り、知らせ」のほうが圧倒的に多いようだ。 ※テレビを点ければ「ウクライナ情…

 居座る冬将軍!

※連日、ロシア主催「ソチ・パラリンピック」の熱戦が伝えられてる。序盤戦は日本選手のメダルラッシュに沸いた。だが、わずか約500キロしか離れてないクリミア半島からは、同時進行的に不穏なニュースが拡散してきてる。コチラも「影の主催者」はロシアだ。 …

二十四節季・七十二候

※3月6日は二十四節気のひとつ「啓蟄」だった。冬籠りの虫が地表に出てくる頃の気候である。それにしても実に繊細な季節感である。1年を二十四の季節の変化に分割し、季節は約15日で変化するものと考える。 (今年は去年より1週間以上早く芽を出したような気…

 「南蛮」

※さて、今年も恒例の「蕎麦打ちの会」である。美味い蕎麦の条件「3たて」、つまり「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」は今年も健在だった。二八蕎麦にしたり、九一蕎麦にしたり…。さすがに十割蕎麦はなかったが、阿寒地粉は最高!である。 (暖かい鴨南蛮蕎…

いろいろ色めいてきた!

※色彩が人間の心理に与える影響はとてつもなく大きい。緑の草木は安定や癒しを与えてくれるし、深い青空は安らぎをもたらしてくれる。我々人類は、自然に包まれて暮らす中で、色彩とより上手に生きるDNAを獲得してきた。 (牧場の雪原に置かれた給餌用の籠。…

 「政府はこうして国民を騙す」!

※3か月の激しい抗議行動の結果、ウクライナのヤヌコビッチ元大統領がついに地位を追われた。もぬけの殻になった豪邸内。カメラがとらえた豪奢な暮らしぶりには誰もが驚いた。権力は暴走、腐敗するという法則を誰もが実感したことだろう。 ※「だが、遠い東欧…

「税金泥棒」に意義あり!

※オリンピックが閉幕した。アッという間の17日間。大勢の日本人が選手の活躍にハラハラ、ドキドキし、涙を流した。これほど感動的な海外冬季五輪は初めてじゃなかろうか?だが、そうじゃなかった輩もいたようだ。道新で見つけたコラムを紹介しよう。 (この3…

 把握力!

※若くして年商400億のソ連貿易会社社長に抜擢されたテッちゃんは言った。「会社の経営に重要なのは、トップのリーダーシップが25%、社員の情熱が25%、そして何より重要なのが50%の運…」。そう、どんなに実力があろうとも半分は“運”ということだ。 (天然…

 「ホワイトアウト!」

※この4日ほど、暴風雪警報を引き連れた冬将軍が猛威を振るってる。山梨や長野など本州に甚大な雪害をもたらした南岸低気圧が北海道の東海上に居座ってるためである。 (風の息の度に節煙が巻き上がり、周囲が見えなくなる。このような状態が、4日近く続いた…